サプライチェーン攻撃、ハイエンドモバイルマルウェア、破壊型攻撃--2018年予測(カスペルスキー) | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

サプライチェーン攻撃、ハイエンドモバイルマルウェア、破壊型攻撃--2018年予測(カスペルスキー)

カスペルスキーは、同社のグローバル調査分析チーム(GReAT)による年次のサイバー脅威動向レポートにおいて、2018年のサイバー脅威の傾向と予測をまとめた。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
株式会社カスペルスキーは11月30日、同社のグローバル調査分析チーム(GReAT)による年次のサイバー脅威動向レポートにおいて、2018年のサイバー脅威の傾向と予測をまとめた。Kaspersky Labが11月15日に発表したプレスリリースの抄訳として発表した。

2017年の予測の振り返りでは、「感染の兆候がほとんどない、受動的な埋め込み型マルウェアが流行し始める」「一過性の感染・メモリ常駐型マルウェア」「スパイ活動がモバイルを標的に」「金融システムへの攻撃の予測」「卑劣で嘘つきなランサムウェア」の予測が的中。一方、産業への脅威でICSへの攻撃は全体までには及ばなかった。

2018年の予測では、「サプライチェーン攻撃が増加する」「モバイルマルウェアがハイエンド化する」「破壊型攻撃が増え続ける」「偵察とプロファイリングを伴う攻撃が増加する」「OSとファームウェア間のブリッジを悪用する高度な攻撃が検出される」「ルータやモデムのハッキングが増加する」を挙げている。また産業界への脅威予測を、自動車業界、医療分野、金融サービス、産業用システム、仮想通貨でそれぞれ行っている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  3. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  4. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

  5. 大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

    大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

ランキングをもっと見る
PageTop