ThinkPad「Lenovo Fingerprint Manager Pro」に権限昇格の脆弱性(レノボ・ジャパン) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

ThinkPad「Lenovo Fingerprint Manager Pro」に権限昇格の脆弱性(レノボ・ジャパン)

レノボ・ジャパンは、「Lenovo Fingerprint Manager Pro for Windows 7/8 / 8.1(10は含まず)の認証セキュリティの脆弱性」を発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
レノボ・ジャパン株式会社は1月25日、「Lenovo Fingerprint Manager Pro for Windows 7/8 / 8.1(10は含まず)の認証セキュリティの脆弱性」を発表した。これは、Lenovo Fingerprint Manager Proに格納された機密情報であるユーザのWindowsログイン情報が、脆弱なアルゴリズムで暗号化される脆弱性(CVE-2017-3762)が確認されたというもの。次の製品が影響を受ける可能性がある。

・ThinkPad L560
・ThinkPad P40 Yoga、P50s
・ThinkPad T440、T440p、T440s、T450、T450s、T460、T540p、T550、T560
・ThinkPad W540、W541、W550s
・ThinkPad X1 Carbon (Type 20A7、20A8)、X1 Carbon (Type 20BS、20BT)
・ThinkPad X240、X240s、X250、X260
・ThinkPad Yoga 14 (20FY)、Yoga 460
・ThinkCentre M73、M73z、M78、M79、M83、M93、M93p、M93z
・ThinkStation E32、P300、P500、P700、P900
なお、Windows 10搭載モデルは影響を受けない

この脆弱性は、ハードコードのパスワードも含まれ、管理者以外のローカルユーザ権限で、システムにアクセスすることが可能となる。同社では対策として、Fingerprint Manager Proをバージョン 8.01.87、またはそれ以降にアップデートするよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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