総レコード数は22億超、攻撃者が目的別に編集した4つのファイル群を発見(ソリトン)
ソリトンは、同社が提供する「漏洩アカウント被害調査」サービスにおいて、新たに4つの重要な巨大ファイル群を発見したと発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
4つの巨大ファイル群には、「標的を攻撃するため」および「詐欺メールを送るため」に編集されたものがあるほか、ハッキングされたサイト別に、メールアドレスとパスワード情報だけを編集した「販売またはファイル交換用」のものが確認されている。攻撃用の「14億クレデンシャル」(同社が命名)は、総レコード件数が13億8836万で最終出力は平文のパスワード。詐欺メール送信用の「Onliner Spambot」は、総レコード件数が7億1,100万でSMTP送信認証情報とセットになっていたという。
販売または攻撃者同士のファイル交換用のものは、約2,800サイトおよび約4,000サイトのハッキング情報となっており、それぞれ日本のサイトが前者は約80、後者は約120含まれていた。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》