国境なき医師団、支援者を守る情報セキュリティへの思い
MSF日本は、貴重な寄付を寄せてくれた支援者の個人情報の保護をトッププライオリティに置く。
特集
特集

世界29カ国に事務局を設置、紛争や大規模自然災害など、医療が不足している70の国や地域で、無償の医療・人道援助を行なっている。日本事務局「特定非営利活動法人 国境なき医師団(MSF)日本」は1992年に設立。年間で約150人を海外への医療援助活動に派遣するほか、阪神淡路大震災や東日本大震災、熊本地震など、国内の災害での活動実績もある。MSF日本は昨年設立25周年を迎えた。
MSFの活動は、現地での医療活動にとどまらず、医療不足や人道危機を国際社会に訴えるための証言活動など多岐にわたる。また、現地での物資調達や薬剤管理、病院の建設、水や電気といったインフラの確保(実はこれがすべての医療活動の基礎となる)などの「ロジスティック」や、バックオフィスを固める「アドミニストレーター」など、非医療スタッフの力によっても支えられている。今回本誌は、そうしたスタッフの一人である、日本事務局でシステムやネットワークの課題に日々対応するIT担当者に話を聞く機会を得ることができた。
《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》
関連記事
この記事の写真
/
関連リンク
特集
アクセスランキング
-
世界ではじめて脆弱性診断士資格「セキュリスト(SecuriST)」を作った三人の男PR
-
カプコンへのランサムウェア攻撃、新たに16,406人の情報流出を確認
-
神奈川県と富士通リースがHDD盗難のクリスマス和解 ~ 賠償 4,097 万円 再発防止策差し引き和解金 2,369 万円で合意
-
kintoneに連携「kMailer」で不具合、送信ログとして別顧客の情報が流出
-
一体どうバランスを取るか? 高度なサイバー攻撃対策 & 日々のセキュリティ運用PR
-
ソフトバンク元社員 不正競争防止法違反容疑で逮捕、楽天モバイルに技術情報持ち出し疑い
-
#NoMoreFake 第3回「ファクトチェック」
-
マイクロソフトが1月のセキュリティ情報を公開、一部脆弱性については悪用の事実を確認済み
-
Sysinternals Suite PsExec において名前付きパイプのハイジャックによりSYSTEM 権限が奪取可能となる手法(Scan Tech Report)
-
IDC予測、2024年までのセキュリティ製品サービス市場規模