マイニングマルウェアとビットコイン価格に相関性--脅威レポート(フォーティネットジャパン)
フォーティネットジャパンは、最新のグローバル脅威レポートの研究結果を発表した。
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レポートでは、インフラストラクチャ、エクスプロイト、マルウェア、ボットネットについて、それぞれのトレンドを詳しく解説している。インフラストラクチャのトレンドでは、主な業種で使用されるアプリケーションの統計を紹介している。これによると、1日あたりに使用されるアプリの合計数がもっとも多いのは教育機関で352、政府機関(255)、製造業(199)と続いた。タイプ別では、P2Pアプリが教育機関(4)、政府機関(2)などで確認されている。
エクスプロイトのトレンドでは、悪用されたテクノロジーと産業用制御システムをリスト化している。テクノロジーの上位には、MS.IEやApache.Struts、Oracle.WebLogicが並び、産業用制御システムの上位には、Schneider、Advantech、Siemensが並んだ。マルウェアのトレンドでは、クリプトジャッキング(マイニング)マルウェアとビットコインの価格の相関性を検証し、正の相関性があると推測している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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