「アタッシェケース」にリモートスクリプト実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、HiBARA Softwareが提供するオープンソースのファイル暗号化ソフト「アタッシェケース」に任意のスクリプトが実行可能な脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「アタッシェケース ver.2.8.4.0 およびそれ以前」および「アタッシェケース ver.3.3.0.0 およびそれ以前」には、ATCファイルと同一フォルダ内に細工された設定ファイル _AtcCase.ini が存在する場合、ATCファイルの復号時に任意のスクリプトを実行可能な脆弱性(CVE-2018-0674、CVE-2018-0675)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの第三者によって、任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》