複数のFXC製ネットワーク機器に、任意スクリプト実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、FXCが提供する複数のネットワーク機器にクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在と「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
・管理機能付レイヤ2スイッチ FXC5210/5218/5224 用ファームウェア Ver1.00.22 より前のバージョン
・管理機能付レイヤ2スイッチ FXC5426F 用ファームウェア Ver1.00.06 より前のバージョン
・管理機能付レイヤ2スイッチ FXC5428 用ファームウェア Ver1.00.07 より前のバージョン
・給電機能付 (PoE) スイッチ FXC5210PE/5218PE/5224PE 用ファームウェア Ver1.00.14 より前のバージョン
・無線LANルータ AE1021/AE1021PE 用ファームウェアすべてのバージョン
これらの機器には、格納型のXSSの脆弱性(CVE-2018-0679)が存在する。この脆弱性が悪用されると、悪意ある管理者が当該製品の管理画面に細工した入力を行った後、別の管理者がログインすると、Webブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートするなどの対策方法を紹介している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》