「Adobe Reader」「Acrobat」に「攻撃リスクの高い」脆弱性(JPCERT/CC、IPA)
JPCERT/CCは、「Adobe Reader および Acrobat の脆弱性(APSB18-34)に関する注意喚起」を発表した。IPAも、「Adobe Acrobat および Reader の脆弱性対策について(APSB18-34)(CVE-2018-12848等)」を発表している。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
対象となるのは、Windows版およびMacintosh版の「Acrobat Reader DC Continuous(2018.011.20058)およびそれ以前」「Acrobat Reader 2017 Classic 2017(2017.011.30099)およびそれ以前」「Acrobat Reader DC Classic 2015(2015.006.30448)およびそれ以前」「Acrobat DC Continuous(2018.011.20058)およびそれ以前」「Acrobat 2017 Classic 2017(2017.011.30099)およびそれ以前」「Acrobat DC Classic 2015(2015.006.30448)およびそれ以前」。
該当バージョンのAdobe ReaderおよびAcrobatには複数の脆弱性が存在し、これらの脆弱性を悪用したコンテンツをユーザが開いた場合、Adobe ReaderやAcrobatを不正終了されたり、任意のコードを実行される可能性がある。アドビは、「過去に攻撃リスクが高いとされたことのある脆弱性」とアナウンスしており、修正プログラムを至急適用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》