R-Car向けに仮想化・機能安全・セキュリティを統合したソフト開発環境(ルネサス、BlackBerry) | ScanNetSecurity
2025.10.26(日)

R-Car向けに仮想化・機能安全・セキュリティを統合したソフト開発環境(ルネサス、BlackBerry)

ルネサスとBlackBerryは、ルネサスの車載用SoC「R-Car」向け仮想化ソフトウェアパッケージのための、仮想化・機能安全・セキュリティのソフトウェア開発環境を、ルネサスとBlackBerryから提供を開始する。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
ルネサスとBlackBerryのR-Car向けソフトウェア開発環境
ルネサスとBlackBerryのR-Car向けソフトウェア開発環境 全 1 枚 拡大写真
ルネサス エレクトロニクス株式会社(ルネサス)と、BlackBerry Limited(BlackBerry)は10月23日、ルネサスの車載用SoC(System on Chip)「R-Car」向け仮想化ソフトウェアパッケージのための、仮想化・機能安全・セキュリティのソフトウェア開発環境を、同日よりルネサスとBlackBerryから提供を開始すると発表した。

この開発環境は、ルネサスのR-Carと、BlackBerry QNXソフトウェア開発プラットフォームのSDP 7.0、およびBlackBerry QNX ハイパーバイザー2.0をベースにしたもの。信頼性とコクピットシステムに必要なグラフィックス性能を両立している。特に、同開発環境を採用することにより、ユーザはBlackBerryのマルチメディアやHMIに関する豊富なソフトウェア群を、コクピットのグラフィクス開発に使用できるようになるため、ユーザエクスペリエンスを向上するコクピットシステムを早期に開発することができる。

また、R-Carのハードウェアが持つ仮想化機能を最大限に活用することで、機能安全とセキュリティをR-Car上で両立可能にしている。クラスタやカーナビ、ディスプレイオーディオなどのシステムをR-Car上で独立して動かすことができる。BlackBerry QNXハイパーバイザー2.0上のゲストOSは、Android、Linux、AUTOSARをはじめとするRTOS(Real Time Operating System)に対応可能で、複数のゲストOSでディスプレイを安全に共有することも可能となっている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

    大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

  2. 関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

    関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

  3. 「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

    「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

  4. アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

    アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

  5. 廃棄委託したノートパソコンが短時間ネット接続 ~ 監視ツールが検知

    廃棄委託したノートパソコンが短時間ネット接続 ~ 監視ツールが検知

ランキングをもっと見る
PageTop