DDoS攻撃はステートフル攻撃にシフト傾向、クラウドサービスも標的に(NETSCOUT SYSTEMS) | ScanNetSecurity
2025.12.09(火)

DDoS攻撃はステートフル攻撃にシフト傾向、クラウドサービスも標的に(NETSCOUT SYSTEMS)

NETSCOUT SYSTEMSは、2018年の世界のセキュリティ事情を調査・分析した「年次ワールドワイド・インフラストラクチャー・セキュリティ・レポート(WISR)」を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
アーバーネットワークスの親会社であるNETSCOUT SYSTEMSは4月8日、2018年の世界のセキュリティ事情を調査・分析した「年次ワールドワイド・インフラストラクチャー・セキュリティ・レポート(WISR)」を公開したと発表した。同レポートは、サービスプロバイダや企業のネットワーク管理者が直面するセキュリティや運用の課題と、それらの課題に対応して攻撃を緩和するための戦略をまとめたもので、今年で14回目の発行となる。

レポートによると、SaaSサービスへのDDoS攻撃を経験した企業は41%で、2017年の13%から3倍に増加した。外部委託しているデータセンタサービスやクラウドサービスへの攻撃を経験した企業は34%で、こちらも2017年の11%から3倍に増加している。また、暗号化されたトラフィックを悪用した攻撃の割合も増えており、94%の企業で攻撃を観測。2017年から約2倍の割合となった。

クラウドベースのサービスに対するDDoS攻撃が徐々に増えており、攻撃を経験したサービスプロバイダは47%に増加した(2016年は25%)。DDoS攻撃はファイアウォールやIPSデバイスを狙ったステートフル攻撃にシフトしており、その割合は前年の16%から31%へと約2倍に増加した。また、36%の企業が、ネットワーク帯域やステートフルなインフラおよびアプリケーションを狙う複雑なマルチベクター攻撃を経験している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

    ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

  2. セキュリティイベントのヘルパーリスト、女性不在で炎上

    セキュリティイベントのヘルパーリスト、女性不在で炎上

  3. 病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

    病院委託業者職員が受診者の氏名 性別 年齢ほかを SNS 投稿

  4. FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

    FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

  5. 脅迫文がサーバに保存 ~ 東海大学委託先 東海ソフト開発にランサムウェア攻撃

    脅迫文がサーバに保存 ~ 東海大学委託先 東海ソフト開発にランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop