食品、物流、NPO:2018年のサイバー攻撃標的(Cylance Japan)
Cylance Japanは、「BlackBerry Cylance 2019年 脅威レポート(BlackBerry 2019 Threat Report)」日本語版を公開した。
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2018年におけるWindowsへの脅威の上位は、アドウェア「MyWebSearch」(EID評価:1)、正当なソフトウェアと広告パートナーからの望ましくない製品をバンドルした「InstallCore」(同:1)、ランサムウェア「PolyRansom」(同:4)、ファイル感染マルウェア「Neshta」(同:6)、ダウンローダー「Upatre」(同:4)となっている。トップ10でEID評価がもっとも高かったのは、9位のトロイの木馬「QUKART」(同:7)であった。
2018年に確認されたマルウェア攻撃の総数は前年から10%増加した。サイバー攻撃の標的となった業種の上位は、食品業界、ロジスティック業界、非営利団体であった。ランサムウェアの標的では、テクノロジー部門、消費財、製造業が上位となった。コインマイナーでは、食品業界、テクノロジー部門、プロフェッショナルサービスが上位となっている。レポートではこのほか、APT攻撃キャンペーン「OceanLotus Group」や、高度な技術を持つ脅威グループ「White Company」について分析している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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