複数組織間で協力しダークネットを相関分析、攻撃予兆の検知を実証(慶應義塾大学、中部電力、日立) | ScanNetSecurity
2026.08.05(水)

複数組織間で協力しダークネットを相関分析、攻撃予兆の検知を実証(慶應義塾大学、中部電力、日立)

慶應義塾大学、中部電力、日立は、巧妙化するサイバー攻撃に対し、各組織が観測した不審な通信のうち、ダークネット通信を分析することで、サイバー攻撃の予兆検知ができることを実証したと発表した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
ダークネット通信分析によるサイバー攻撃の予兆検知
ダークネット通信分析によるサイバー攻撃の予兆検知 全 1 枚 拡大写真
慶應義塾大学、中部電力株式会社、株式会社日立製作所(日立)は6月18日、巧妙化するサイバー攻撃に対し、各組織が観測した不審な通信のうち、ダークネット通信を分析することで、これまでは検知が困難であったサイバー攻撃の予兆検知ができることを実証したと発表した。この予兆検知により、サイバー攻撃による被害の未然防止に貢献するとしている。

慶應義塾大学と日立は、複数組織に共通して現れるダークネット通信に着目し、個別の組織の観測では目立たなかったサイバー攻撃の予兆を検知する技術を共同で研究してきた。今回、この相関分析技術を用いて、慶應義塾大学と中部電力で観測した1日あたり2,000万件のダークネット通信を分析、このうち極めて少数の通信でもサイバー攻撃の予兆を検知することができ、適切に対処することができたという。

なお、今回の実証は、2017年4月から慶應義塾大学、中部電力、日立が取り組んできた共同研究および「分散型セキュリティオペレーション」構想の成果。3者は今後も、攻撃の予兆を広範囲に検知し、攻撃内容についてもより詳細に分析できるよう技術開発を進め、サイバーセキュリティ確保と社会インフラシステムの安定運用の確保に資するセキュリティオペレーションの実現に貢献していく考え。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 支払対象は計 16.3 億円 ~ プルデンシャル・グループ、社員の不適切金銭行為に関する補償進捗を発表

    支払対象は計 16.3 億円 ~ プルデンシャル・グループ、社員の不適切金銭行為に関する補償進捗を発表

  2. セシール、再発防止のため業務委託先の見直しを完了し選定基準と管理も強化

    セシール、再発防止のため業務委託先の見直しを完了し選定基準と管理も強化

  3. オーミケンシへのランサムウェア攻撃、リークサイト上に社名等が掲載されるも盗取されたとされる実データは公開されず

    オーミケンシへのランサムウェア攻撃、リークサイト上に社名等が掲載されるも盗取されたとされる実データは公開されず

  4. ハッキングカンファレンス DEF CON、Meta式「変態メガネ」全面禁止(度付きもNG)広がるスマートグラス締め出し

    ハッキングカンファレンス DEF CON、Meta式「変態メガネ」全面禁止(度付きもNG)広がるスマートグラス締め出し

  5. AI が未知の攻撃クラスを発明する日 ~ FFRI 鵜飼裕司の Black Hat USA 2026 今年の見どころ

    AI が未知の攻撃クラスを発明する日 ~ FFRI 鵜飼裕司の Black Hat USA 2026 今年の見どころ

ランキングをもっと見る
PageTop