マイクロソフトが月例セキュリティ情報を公開、12製品を更新(IPA、JPCERT/CC) | ScanNetSecurity
2025.10.27(月)

マイクロソフトが月例セキュリティ情報を公開、12製品を更新(IPA、JPCERT/CC)

IPAは、「Microsoft 製品の脆弱性対策について(2019年7月)」を発表した。JPCERT/CCも「2019年 7月マイクロソフトセキュリティ更新プログラムに関する注意喚起」を発表している。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は7月10日、「Microsoft 製品の脆弱性対策について(2019年7月)」を発表した。一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)も「2019年 7月マイクロソフトセキュリティ更新プログラムに関する注意喚起」を発表している。これは、マイクロソフトが2019年7月度のセキュリティ更新プログラムを公開したことを受けたもの。対象となるソフトウェアは次の通り。

・Internet Explorer
・Microsoft Edge
・Microsoft Windows
・Microsoft Office、Microsoft Office Servers および Web Apps
・Azure DevOps
・Open Source Software
・.NET Framework
・Azure
・SQL Server
・ASP.NET
・Visual Studio
・Microsoft Exchange Server

マイクロソフトでは今回、新規セキュリティ更新プログラムを公開するとともに、新規のセキュリティ アドバイザリ1件、既存のセキュリティ アドバイザリ1件、既存の脆弱性情報2件の更新を行っている。「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」への定義ファイルの追加は行われていない。

これらの脆弱性を悪用された場合、アプリケーションプログラムが異常終了したり、攻撃者によってPCを制御されたりして、さまざまな被害が発生する可能性がある。また、CVE-2019-1132およびCVE-2019-0880の脆弱性について、マイクロソフトは「悪用の事実を確認済み」と公表しており、今後被害が拡大するおそれがある。IPAでは至急、修正プログラムを適用するよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 野村證券の委託先企業が利用するクラウドサービスに不正アクセス

    野村證券の委託先企業が利用するクラウドサービスに不正アクセス

  2. 野村総合研究所と NRIフィナンシャル・グラフィックスの再委託先が使用する入力補助ツール「Jijilla」に身代金要求を伴う不正アクセス

    野村総合研究所と NRIフィナンシャル・グラフィックスの再委託先が使用する入力補助ツール「Jijilla」に身代金要求を伴う不正アクセス

  3. 関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

    関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

  4. アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

    アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

  5. AI-OCR サービス「Jijilla」サーバに不正アクセス、保管する個人情報の一部が外部に漏えいした可能性

    AI-OCR サービス「Jijilla」サーバに不正アクセス、保管する個人情報の一部が外部に漏えいした可能性

ランキングをもっと見る
PageTop