経営トップダウンで先手を打つ海外、事故が起こってから後手後手の日本:企業セキュリティ実態調査(NRIセキュア) | ScanNetSecurity
2026.03.16(月)

経営トップダウンで先手を打つ海外、事故が起こってから後手後手の日本:企業セキュリティ実態調査(NRIセキュア)

NRIセキュアは、「企業における情報セキュリティ実態調査2019」の結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
過去1年間で実施したセキュリティ対策のきっかけ
過去1年間で実施したセキュリティ対策のきっかけ 全 2 枚 拡大写真
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(NRIセキュア)は7月18日、「企業における情報セキュリティ実態調査2019」の結果を発表した。この調査は同社が2002年度から毎年実施しているもので、今回で17回目となる。調査は2018年12月から2019年2月、日本、アメリカ、シンガポールの3カ国の企業を対象に実施したもの。2,807社(日本は1,794社)から回答を得ている。

調査結果によると、過去1年間で実施したセキュリティ対策のきっかけは、「経営層のトップダウン指示」が米国(66.1%)、シンガポール(55.4%)で群を抜いて多かったのに対し、日本は23.7%にとどまった。日本で多かった回答は、「自社でのセキュリティインシデント」(33.6%)、「他社でのセキュリティインシデント事例」(27.1%)、「内部監査・内部有識者からの指摘」(27.0%)であった。レポートでは、日本は対応が後手に回るケースが多いとしている。

また、過去1年間で発生したセキュリティ事件・事故では、米国、シンガポールが1位に「DoS攻撃・DDoS攻撃」、2位に「Webアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃」であったのに対し、日本は1位が「電子メール、FAX、郵便物などの誤送信・誤配信」、2位が「情報機器・外部記憶媒体の紛失・置き忘れ・棄損」であった。これらは米国では9位と10位、シンガポールでは後者が8位となっている。この背景には、米国とシンガポールがクラウドサービスの活用やDXへの取り組みが進んでいることがあるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 奴らの仕事は自社製品を壊しまくること ~ Microsoft 攻撃研究チーム「STORM」が示すセキュリティの本気度

    奴らの仕事は自社製品を壊しまくること ~ Microsoft 攻撃研究チーム「STORM」が示すセキュリティの本気度

  2. 攻撃者グループのリークサイトで窃取されたと思われる情報が公開 ~ 西山製作所へのランサムウェア攻撃

    攻撃者グループのリークサイトで窃取されたと思われる情報が公開 ~ 西山製作所へのランサムウェア攻撃

  3. 各事業部門がDX祭り開催、「てんやわんや」な脆弱性対応から抜け出すには ~ エーアイセキュリティラボが提唱する Web 資産トリアージと ASM 活用の実践

    各事業部門がDX祭り開催、「てんやわんや」な脆弱性対応から抜け出すには ~ エーアイセキュリティラボが提唱する Web 資産トリアージと ASM 活用の実践PR

  4. 「地域生活支援システム」に入力された約 500 名分のデータが滅失、異なる場所に保存する設定を行っていたことが原因

    「地域生活支援システム」に入力された約 500 名分のデータが滅失、異なる場所に保存する設定を行っていたことが原因

  5. なぜ12年も連続で内部不正は「脅威」にランクインし続けるのか? 情報漏えいとの時系列の違いを理解せよ ~ Proofpoint が語る対策が進まない構造的理由

    なぜ12年も連続で内部不正は「脅威」にランクインし続けるのか? 情報漏えいとの時系列の違いを理解せよ ~ Proofpoint が語る対策が進まない構造的理由PR

ランキングをもっと見る
PageTop