Microsoft Windows において Windows Error Reporting Service でのハードリンクの取り扱い不備により任意のファイルが操作可能となる脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2020.01.23(木)

Microsoft Windows において Windows Error Reporting Service でのハードリンクの取り扱い不備により任意のファイルが操作可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

2019 年 10 月に、Microsoft Windows において、任意のファイルの操作が可能となる脆弱性が報告されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
Microsoft Windows
Microsoft Windows 全 1 枚 拡大写真
◆概要

2019 年 10 月に、Microsoft Windows において、任意のファイルの操作が可能となる脆弱性が報告されています。脆弱性を悪用されてしまった場合は、管理者権限でしか操作できないファイルを悪意のあるものに上書きされてしまいます。セキュリティ更新プログラムの適用によって対策してください。

◆分析者コメント

公開されているエクスプロイトコードは、脆弱性検証の安全性に配慮してか、存在しないファイルを作成するものですが、存在するファイルの書き換えが可能であることを検証により確認しています。管理者権限でしか書き換えができないファイルの書き換えにより、管理者権限で任意のコードが実行できる可能性があるため、当該脆弱性の悪用により管理者権限の奪取ができる可能性があります。セキュリティ更新プログラムの適用により対策してください。

◆深刻度(CVSS)

[CVSS v3.1]
7.8
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2019-1315&vector=AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H&version=3.1

[CVSS v2]
7.2
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v2-calculator?name=CVE-2019-1315&vector=(AV:L/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C)

◆影響を受けるソフトウェア

以下のバージョンの Microsoft Windows が当該脆弱性の影響を受けると報告されています。

  - Microsoft Windows 10
  - Microsoft Windows 10 Version 1607
  - Microsoft Windows 10 Version 1703
  - Microsoft Windows 10 Version 1709
  - Microsoft Windows 10 Version 1803
  - Microsoft Windows 10 Version 1809
  - Microsoft Windows 7 SP1
  - Microsoft Windows 8.1
  - Microsoft Windows RT 8.1
  - Microsoft Windows 10 Version 1903
  - Microsoft Windows Server 2008 SP2
  - Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1 itanium
  - Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1 x64
  - Microsoft Windows Server 2012
  - Microsoft Windows Server 2012 R2
  - Microsoft Windows Server 2016
  - Microsoft Windows Server 2016 Version 1803
  - Microsoft Windows Server 2016 Version 1903
  - Microsoft Windows Server 2019


◆解説

Microsoft Windows において、プログラムのエラーレポートをするサービスである、Windows Error Reporting Service に、ファイルの権限操作不備により管理者権限で任意のファイルが操作可能となる脆弱性が報告されています。

《株式会社ラック サイバー・グリッド研究所》

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