ペネトレーションテストを明確に定義、事例も掲載したドキュメント公開(脆弱性診断士スキルマッププロジェクト) | ScanNetSecurity
2025.11.19(水)

ペネトレーションテストを明確に定義、事例も掲載したドキュメント公開(脆弱性診断士スキルマッププロジェクト)

脆弱性診断士スキルマッププロジェクトは、「ペネトレーションテストについて」と題するドキュメントを公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
脆弱性診断士スキルマッププロジェクトは12月9日、「ペネトレーションテストについて」と題するドキュメントを公開した。同プロジェクトは、日本セキュリティオペレーション事業者協議会のセキュリティオペレーションガイドラインWG(WG1)と、OWASP Japan主催の共同ワーキンググループ。上野宣氏が代表を務めており、今回のドキュメントの執筆も行っている。

「ペネトレーションテスト」の提供ベンダ、採用企業が増加しているが、ペネトレーションテストという名称に共通認識がなく、「脆弱性診断」のことをペネトレーションテストと呼んでいるテストベンダーもある。同ドキュメントはこの現状を受け、ペネトレーションテストの位置づけを明確にし、セキュリティテストを活用する組織が実施目的に合うサービスを選択できることを目的としている。

ドキュメントでは、脆弱性診断とペネトレーションテストの違いを「目的」「手法」「調査対象」「結果・報告書」の項目により明確に定義した上で、ペネトレーションテストの費用感、期間の目安や、実施すべき組織、実施時の検討事項、実施前・実施中・実施後に行うことなどを詳しく説明している。また、ケーススタディや事例を紹介し、具体的なイメージをつかむことができる。最近、注目を集めている「TLPT(Threat-Led Penetration Test:脅威ベースのペネトレーションテスト)」についても詳しく紹介している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  2. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

  5. 著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

    著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

ランキングをもっと見る
PageTop