「LINE」アカウントへの不正ログインを確認、スパムやフィッシングメッセージを投稿(LINE) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

「LINE」アカウントへの不正ログインを確認、スパムやフィッシングメッセージを投稿(LINE)

LINE株式会社は2月26日、「LINE」のアカウントに対し複数の不正ログインの試みが発生し、約4,000名を超えるLINEアカウントが不正ログインされユーザーの意図に反するメッセージやタイムライン投稿が行われたことを確認したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 7 枚 拡大写真
LINE株式会社は2月26日、「LINE」のアカウントに対し複数の不正ログインの試みが発生し、約4,000名を超えるLINEアカウントが不正ログインされユーザーの意図に反するメッセージやタイムライン投稿が行われたことを確認したと発表した。

これは2月に、ユーザーからの通報内容をもとに同社で調査したところ、不正ログインされた「LINE」アカウントによるメッセージやタイムライン投稿や購買誘導のスパムの他、LINEアカウントの恒久的な乗っ取りを目的としたフィッシング詐欺のURLが含まれていることを確認したというもの。

同社によると「LINE」への不正ログインによる被害は、メッセージやタイムラインの投稿機能のみを利用するものと、フィッシングを通じてLINEアカウントの恒久的な乗っ取りが行われているケースがあり、不正ログイン被害を受けたユーザー数は日本が4,073件、台湾が81件、タイが2件、他の国家や地域が69件の合計4,225件。なお、恒久的なアカウント乗っ取り被害の詳細については調査中。

同社では2月24日に、不正ログインが成功したユーザーに対しパスワード変更を依頼しているが、同社が被害を認知していないユーザーに対し、身に覚えの無いログイン通知やメッセージ送信、タイムライン投稿、フィッシングらしきメッセージまたはタイムライン投稿が無いか確認するよう注意を呼びかけている。

同社では、悪用が確認されたサービスにて不正ログインを発生させないために複数の技術的対策を適用済みで、引き続き被害の拡大防止のための対応を行っている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

  2. 東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

    東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

  3. セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

    セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

  4. バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

    バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

  5. 「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  6. Windows DNS の脆弱性情報が公開

    Windows DNS の脆弱性情報が公開

  7. フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

    フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

  8. インフォマート 公式 Facebook ページに不正ログイン

    インフォマート 公式 Facebook ページに不正ログイン

  9. 転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

    転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

  10. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データが閲覧可能な状態に、154,650 人分のダウンロード確認

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データが閲覧可能な状態に、154,650 人分のダウンロード確認

ランキングをもっと見る