「Oracle WebLogic Server」の脆弱性に対する複数の実証コードを確認(JPCERT/CC)
JPCERT/CCは、「Oracle WebLogic Server の脆弱性に関する注意喚起」を発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
Oracle社では、同社が2020年4月14日(現地時間)にリリースした「2020年4月のクリティカルアップデート」により修正した脆弱性について、複数の実証コードを確認しているとして、アップデートの適用を呼びかけている。特に、CVE-2020-2883の脆弱性は認証されていない攻撃者にネットワークへアクセスされる可能性があるため、注意を呼びかけている。
対象となる製品およびバージョンは次の通り。
・Oracle WebLogic Server 12.2.1.4.0
・Oracle WebLogic Server 12.2.1.3.0
・Oracle WebLogic Server 12.1.3.0.0
・Oracle WebLogic Server 10.3.6.0.0
なお、製品をアップデートした場合に、対象製品を利用する他のアプリケーションが正常に動作しなくなる可能性があるため、利用するアプリケーションへの影響を考慮した上で、更新を行うよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》