CISOはその役割を超えて各部門と連携すべき--グローバル調査(EY Japan) | ScanNetSecurity
2025.10.05(日)

CISOはその役割を超えて各部門と連携すべき--グローバル調査(EY Japan)

EY Japanは、「EYグローバル情報セキュリティサーベイ(2019-20)」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
「EYグローバル情報セキュリティサーベイ(2019-20)」
「EYグローバル情報セキュリティサーベイ(2019-20)」 全 3 枚 拡大写真
EY Japanは5月1日、「EYグローバル情報セキュリティサーベイ(2019-20)」を発表した。同調査は2019年8月から9月、世界約1,300社のCISOあるいは同等の職務・職位を対象にEYが実施したもの。今回で22回目となる。今回の調査では、サイバーセキュリティ部門の役割の進化に焦点を当て、「コミュニケーションの構造的な問題」「関係再構築による信頼の醸成」「変革の推進者としてのCISO」の3つのポイントで構成されている。

たとえば「コミュニケーションの構造的な問題」では、インシデントの攻撃実行者タイプの2位に「ハクティビスト」が入ったことを挙げ、ハクティビストが攻撃の動機とする社内のスキャンダルを把握するためには、CISOがサイバーセキュリティの役割を超えて組織の各部門と連携を図ることが必要としている。

また、新規のビジネスプロジェクトでサイバーセキュリティチームが企画段階から加わっているという回答は36%にとどまった。セキュリティは後づけでなく、企画段階から加わるセキュリティ・バイ・デザインを実践することで、セキュリティレベルを上げてコストを抑えることもできるとしている。このほかにも、複数の調査結果から3つのポイントを深く洞察している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  3. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  4. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  5. サイバー攻撃者が変更偽装困難なたったひとつの特徴

    サイバー攻撃者が変更偽装困難なたったひとつの特徴

ランキングをもっと見る
PageTop