トレンドマイクロ InterScan Web Securityシリーズ製品に複数の脆弱性(JVN)
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月25日、トレンドマイクロ株式会社が提供するInterScan Web Securityシリーズ製品に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
InterScan Web Security Virtual Appliance (IWSVA) 6.5
InterScan Web Security Suite (IWSS) 6.5 Linux版
想定される影響は各脆弱性により異なるが、当該製品にログインしているユーザのWebブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される(CVE-2020-8603)、遠隔の第三者によって、IWSVA/IWSS サーバ上のファイルを取得されたり改ざんされる(CVE-2020-8604)、認証された遠隔の第三者によって、IWSVA/IWSS サーバ上で任意のコードを実行される(CVE-2020-8605)、プロキシが特定のポートに設定されている場合、遠隔の第三者が認証を回避し、管理者権限でアプリケーションの一部にアクセスされる(CVE-2020-8606)可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにパッチを適用するか、外部からの8443/TCP ポートへのアクセスをブロックする、外部からの 8983/TCP ポートへのアクセスをブロックする、配置モード「プロキシ転送モード」で利用している場合、当該製品の HTTP プロキシサービス で次のURL(127.0.0.1、localhost、localhost.localdomain、管理画面の IP アドレス、IWSVA/IWSS サーバのホスト名、IWSVA/IWSS サーバの FQDN)のアクセスをブロックするよう呼びかけている。
《ScanNetSecurity》