横浜トヨペットで12台のパソコンが「Emotet」感染、今後は出口対策も実施予定 | ScanNetSecurity
2021.01.21(木)

横浜トヨペットで12台のパソコンが「Emotet」感染、今後は出口対策も実施予定

横浜トヨペット株式会社は11月14日、7月29日から発生した「Emotet」感染による「なりすましメール」に関し、詳細調査の結果を発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 5 枚 拡大写真
横浜トヨペット株式会社は11月14日、7月29日から発生した「Emotet」感染による「なりすましメール」に関し、詳細調査の結果を発表した。

これは7月28日に、同社内LANに接続するパソコン端末1台にてWordファイル(.doc)が添付のメールを受信し、添付ファイルを開封したことで「Emotet」に感染し、大量の不審メールが同社とは無関係な宛先を中心に配信され、翌7月29日に同社内LANに接続された多数の端末で「Emotet」メールを受信、11台の端末で開封したことでウイルス感染が広がり、サーバおよび端末に存在するメールアドレス宛に、過去のメール本文のコピーを含む内容の不審メールが外部のメールサーバより大量に配信されたというもの。

同社では7月29日に、Webサイトにて注意喚起を公表するとともに専門調査機関を交えた対策チームを設立、8月5日には簡易調査でEmotet感染が原因であると判明、全78拠点のうち11拠点11台の感染が判明した。同社では8月5日に、詳細調査を専門調査機関へ委託、全拠点の端末を対象とした攻撃痕跡調査を開始した。

調査結果によると、最終的に12台の端末の「Emotet」感染を確認、漏えいしたのは、感染した端末のメールソフトに履歴の残っていた「送受信した相手のメールアドレスと名前」「メール本文」であることを確認したが、ウイルスが活動の痕跡を消しているため、抜き取られた情報数の把握は出来ていない。なお、当該端末では顧客のクレジット情報や銀行口座情報等の個人情報は扱っていない。

同社では既に、感染疑いのある端末のネットワーク切り離しとマルウェア駆除と初期化、Emotet感染の糸口となったWord、Excel等のマクロ自動実行の無効化、メールサービスをより安全性の高い環境へ変更、全社員に対するサイバーセキュリティ教育、サイバーセキュリティ対策プロジェクトチームの設営・アセスメントの実施を行っており、今後は各端末上での対策に加え、出口対策や被害拡大防止の仕組みについても早期に導入し再発防止に取り組むとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

特集

アクセスランキング

  1. 世界ではじめて脆弱性診断士資格「セキュリスト(SecuriST)」を作った三人の男

    世界ではじめて脆弱性診断士資格「セキュリスト(SecuriST)」を作った三人の男PR

  2. カプコンへのランサムウェア攻撃、新たに16,406人の情報流出を確認

    カプコンへのランサムウェア攻撃、新たに16,406人の情報流出を確認

  3. 神奈川県と富士通リースがHDD盗難のクリスマス和解 ~ 賠償 4,097 万円 再発防止策差し引き和解金 2,369 万円で合意

    神奈川県と富士通リースがHDD盗難のクリスマス和解 ~ 賠償 4,097 万円 再発防止策差し引き和解金 2,369 万円で合意

  4. kintoneに連携「kMailer」で不具合、送信ログとして別顧客の情報が流出

    kintoneに連携「kMailer」で不具合、送信ログとして別顧客の情報が流出

  5. 一体どうバランスを取るか?  高度なサイバー攻撃対策 & 日々のセキュリティ運用

    一体どうバランスを取るか? 高度なサイバー攻撃対策 & 日々のセキュリティ運用PR

  6. ソフトバンク元社員 不正競争防止法違反容疑で逮捕、楽天モバイルに技術情報持ち出し疑い

    ソフトバンク元社員 不正競争防止法違反容疑で逮捕、楽天モバイルに技術情報持ち出し疑い

  7. #NoMoreFake 第3回「ファクトチェック」

    #NoMoreFake 第3回「ファクトチェック」

  8. マイクロソフトが1月のセキュリティ情報を公開、一部脆弱性については悪用の事実を確認済み

    マイクロソフトが1月のセキュリティ情報を公開、一部脆弱性については悪用の事実を確認済み

  9. Sysinternals Suite PsExec において名前付きパイプのハイジャックによりSYSTEM 権限が奪取可能となる手法(Scan Tech Report)

    Sysinternals Suite PsExec において名前付きパイプのハイジャックによりSYSTEM 権限が奪取可能となる手法(Scan Tech Report)

  10. IDC予測、2024年までのセキュリティ製品サービス市場規模

    IDC予測、2024年までのセキュリティ製品サービス市場規模

ランキングをもっと見る