リクルート/Sansan/JAL/セブン&アイ ほか12社の実務担当者がトークショー形式でセキュリティ強化に向けた実例紹介「PwC’s Digital Trust Forum 2021」開催
大手コンサルファーム主催のカンファレンスなど「上流工程の抽象論」と思いがちだが、実際のプログラムはその正反対。日本企業12社のサイバーセキュリティの責任者や実務担当者が登壇し、課題や解決過程を泥臭く語る。
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大手コンサルファーム主催のカンファレンスだから「上流工程の抽象論」と誤解しがちだが、実際のプログラムはその正反対である。
同セミナーでは、日本企業12社のサイバーセキュリティの責任者や実務担当者と、PwC社の「セキュリティに通暁し聞き役に長けた」コンサルタントとが2名で登壇し、対談・トークショー形式で、自社が直面した課題や、解決の過程を具体的に、ときに泥臭く語り、そして今後の展望を議論する。Sansan株式会社CTO藤倉氏の他、Day4となる29日には、株式会社リクルート セキュリティ統括室 室長 鴨志田氏とPwCコンサルティング合同会社 ディレクター 村上純一氏の対談セッションも行われる。
Day1である1月26日は「サイバーセキュリティ」をテーマに、デジタル化が進むビジネスにおけるセキュリティについて、従来のセキュリティの考え方との違いや対応すべき事項を解説。JALにおけるコロナ禍でのセキュリティ推進や日本精工社での顧客からのセキュリティ要求事項への対応、NECグループのサイバーセキュリティガバナンスの取り組みを取り上げる。
つづくDay2の1月27日は「クラウドセキュリティ」をテーマに、クラウドサービスを安心・安全に活用するためにプライバシーデータの取り扱いやコンプライアンス、透明性や説明責任といった論点についてクラウド事業者と共に解説。日本マイクロソフト社によるクラウド時代のデジタルトラストのあり方やグーグル・クラウド・ジャパン社によるDXを実現するためのクラウド活用とセキュリティ対策のあり方、アマゾンウェブサービスジャパン社によるAWSのクラウドセキュリティにおける制度対応やアプローチ、組織のあり方について紹介する。
1月28日のDay3は「プライバシー」をテーマに、パーソナルデータの利活用とプライバシー保護を両立し、トラストの獲得を通じて企業価値の向上を推進する企業から取り組みのポイントや課題と克服のためのアプローチを解説。Sansan社のセキュリティ・プライバシーに配慮した安心・安全なプロダクト開発組織に向けての取り組みや資生堂社の消費者の個人情報やプライバシーの保護とデータの利活用を両立するための取り組み、参天製薬社のデータ保護・プライバシー保護におけるグローバル対応について紹介する。
最終日Day4、1月29日は「サイバースレット」をテーマに、サイバー犯罪のエコシステムが確立し、企業・組織に対するサイバー攻撃がますます巧妙となり、これまでと異なった前提に基づき対策に取り組む企業の先進的な事例を紹介。MS&ADインシュアランスグループホールディングス社の保険業界におけるサイバー脅威とTLPTの取り組みやセブン&アイ・ホールディングス社の巨大流通コングロマリットのセキュリティ戦略と実践的なサイバーリスク対策、リクルート社のニューノーマルにおけるビジネス変化とそれを支えるセキュリティ組織について、各社のセキュリティリーダーと村上 純一氏の目が離せない対談となる。
《ScanNetSecurity》
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