国産メールセキュリティ企業が考える PPAP の 4 つの代替手段 | ScanNetSecurity
2026.08.27(木)

国産メールセキュリティ企業が考える PPAP の 4 つの代替手段

株式会社クオリティアは12月23日、添付ファイルのZip暗号化(PPAP)について同社の見解を発表した。世界に稀な独特のビジネス習慣であるPPAPは11月17日に平井デジタル改革担当大臣が、霞が関での利用を11月26日から廃止すると会見で明らかにしたことで注目されている。

製品・サービス・業界動向 業界動向
株式会社クオリティアは12月23日、添付ファイルのZip暗号化(PPAP)について同社の見解を発表した。世界に稀な独特のビジネス習慣であるPPAPは11月17日に平井デジタル改革担当大臣が、霞が関での利用を11月26日から廃止すると会見で明らかにしたことで注目されている。

同社ではZip暗号化について、2012年にはISMSやPマークを取得するうえで添付ファイルのパスワードによる暗号化が効果的であるという見解が示されたことから広く一般的になっていった過程を述べた上で、問題点として「暗号化した添付ファイルとパスワードを同一経路で送信している」「ファイルを暗号化してメール添付するとゲートウェイでのウイルスチェックができない」の2点を挙げた。

「暗号化した添付ファイルとパスワードを同一経路で送信している」については、暗号化したファイルをメール添付し送り、同一経路で後追いパスワードを受信者に伝えることは、その経路上が第三者に盗聴された場合にパスワードまで傍受され意味が無く、「ファイルを暗号化してメール添付するとゲートウェイでのウイルスチェックができない」については、Emotetや新たに報告されたIcedIDなどのマルウェアは、ファイルを暗号化しメール添付するため、一般のセキュリティソフトでの検出が困難である点に言及。

同社ではPPAPの代替手段として現状考えられる以下の4つを挙げ、その懸念点について述べている。

1.STARTTLS、MTA-STS(TLS1.2以上)、DANEなどのメールサーバ間のセキュリティ対策を利用する
[懸念点]
・送信者と受信者のEnd to Endの暗号化ではなく、誤送信防止にはならない
・メールクラウドサービスを利用している場合、通信経路の暗号化はクラウド事業者の対応可否に依存し、自分の意志で暗号化の有無を決められない

《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 警察庁が注意呼びかけ、不正送金手口の44%が「レジデンシャルプロキシ」の悪用 ~ ストリーミング端末などの確認を

    警察庁が注意呼びかけ、不正送金手口の44%が「レジデンシャルプロキシ」の悪用 ~ ストリーミング端末などの確認を

  2. Microsoft Defender における特権昇格につながる定義更新時のファイル操作不備(Scan Tech Report)

    Microsoft Defender における特権昇格につながる定義更新時のファイル操作不備(Scan Tech Report)

  3. フェースへのランサムウェア攻撃、VPN 機器を経由して第三者が不正に侵入

    フェースへのランサムウェア攻撃、VPN 機器を経由して第三者が不正に侵入

  4. ニデック 台湾子会社にランサムウェア攻撃、ダークウェブ上でフォルダ・ファイル名のリストの一部を公開

    ニデック 台湾子会社にランサムウェア攻撃、ダークウェブ上でフォルダ・ファイル名のリストの一部を公開

  5. メール訓練の文面が無神経と批判を浴びてCEOが謝罪 ~ セキュリティ教育には分別と敬意を

    メール訓練の文面が無神経と批判を浴びてCEOが謝罪 ~ セキュリティ教育には分別と敬意を

ランキングをもっと見る
PageTop