「お問い合わせフォーム」情報が特定URLを介して外部から閲覧可能に
株式会社アドバンテッジリスクマネジメントは2月10日、同社が東京海上日動メディカルサービス株式会社、ネオス株式会社と共同提供する「アドバンテッジEAP」にて、「お問い合わせフォーム」情報のログデータが外部から閲覧可能な状態であったことが判明したと発表した。
インシデント・事故
インシデント・情報漏えい

これは2018年4月10日に実施した「アドバンテッジEAP」の「お問い合わせフォーム」リリース作業時に、動作確認等のために設定したログの出力先を、作業担当者の設定ミスで外部から閲覧できる場所に指定したことが原因で、ネオス社が管理するサーバ内に保管されている「お問い合わせフォーム」のログデータが、特定のURLを介して外部から参照できる状態であったことが判明したというもの。2021年1月26日に、本サービスのシステム管理を担当しているネオス社でのシステム保守作業で発覚した。
当該情報が閲覧可能となっていた期間は、2018年4月10日から2021年1月26日午前11時15分までで、
利用者の所属企業名、所属企業における社員番号、利用者氏名、利用者の生年月日、問い合わせ時のメールアドレス、電話番号(入力を行った利用者のみ)、問い合わせ種別、問い合わせ内容を含む14,384件、問い合わせ人数12,019名の情報が外部から参照できる状態であった。同社では当該情報について、ランダムに抽出しインターネット検索を実施しているが、現時点で当該情報がインターネットで不正に公開されている状況は確認されていないという。
なお、対象となるデータについて、同日中に外部から閲覧ができない場所へ退避している。
同社では今後、再発防止に向けてより一層の情報管理体制の強化・徹底に努めるとのこと。
《ScanNetSecurity》
関連記事
この記事の写真
/
関連リンク
特集
アクセスランキング
-
公正取引委員会で情報流出、ファイルのグラフをクリックすると個人情報が閲覧可能に
-
標的型攻撃に使われたMicrosoft Exchange Server の脆弱性に対し修正プログラムを定例外で公開
-
日経225企業の75%がドメインなりすまし未対策、ProofPoint 調査
-
iPhoneに不審なカレンダーなどが表示される報告が相次ぐ(IPA)
-
英学校で生徒に配布したノート PC、出荷段階でマルウェアがインストール
-
クラウド型顧客管理システム設定不備、コナミグループへ不正アクセス
-
日本ハッカー協会杉浦氏が OSINT を解説、メールアドレスでここまで情報が入手可能
-
メール配信作業中のミスが原因で誤送信、1万名分の顧客リストが流出
-
ビジネス OSINT とは何か? 経営に正しく役立てる方法 ~ 日本ハッカー協会 代表理事 杉浦氏講演
-
VMware vCenter Serverに脆弱性、解説や影響を受けるシステムを探索する通信も確認