「Kenko 卸.com」に不正アクセス、1年分のセキュリティコード含む決済情報流出 | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

「Kenko 卸.com」に不正アクセス、1年分のセキュリティコード含む決済情報流出

石垣食品株式会社は2月25日、同社の子会社である株式会社新日本機能食品が運営する「Kenko 卸.com」に第三者からの不正アクセスがあり、顧客のカード情報が流出した可能性が判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 3 枚 拡大写真
石垣食品株式会社は2月25日、同社の子会社である株式会社新日本機能食品が運営する「Kenko 卸.com」に第三者からの不正アクセスがあり、顧客のカード情報が流出した可能性が判明したと発表した。

これは2020年10月9日に、一部のクレジットカード会社から新日本機能食品に対し「Kenko 卸.com」を利用した顧客のカード情報の流出懸念について連絡があり、同日中にカード決済を停止し第三者機関による調査を行ったところ、同サイトのシステムの一部の脆弱性を突いたことによる第三者の不正アクセスが原因で顧客のカード情報が流出し、一部カードが不正利用された可能性を11月20日に完了した調査結果で確認したというもの。

流出した可能性があるのは、2019年10月21日から2020年10月9日の期間中に「Kenko 卸.com」にてクレジットカード決済を利用した顧客224名(カード番号336件)のカード情報(名義、番号、有効期限、セキュリティコード)。

新日本機能食品では対象の顧客に別途、メールにて個別に連絡を行う。

新日本機能食品では既に、カード会社と連携し流出した可能性のあるカードによる取引のモニタリングを継続して実施し不正利用の防止に努めているが、顧客に対してもカードの利用明細に身に覚えのない請求項目がないか確認するよう注意を呼びかけている。

新日本機能食品では2021年2月1日に監督官庁である個人情報保護委員会に報告を、2月4日に所轄警察に被害申告を行っている。

新日本機能食品では2020年10月15日から、「Kenko 卸.com」についてはリニューアルサイトに切り替えて営業を再開しているが、今後は調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策及び監視体制の強化を行い再発防止を図るとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  5. 未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

    未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

ランキングをもっと見る
PageTop