Laravel においてデバッグモードが有効な場合に任意のファイル書き込みによる遠隔コード実行が可能となる脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2026.02.20(金)

Laravel においてデバッグモードが有効な場合に任意のファイル書き込みによる遠隔コード実行が可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

2021 年 1 月に、PHP による Web アプリケーション構築フレームワークである Laravel に、遠隔からの任意のコード実行が可能となる脆弱性が報告されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
laravel.com
laravel.com 全 1 枚 拡大写真
◆概要

 2021 年 1 月に、PHP による Web アプリケーション構築フレームワークである Laravel に、遠隔からの任意のコード実行が可能となる脆弱性が報告されています。脆弱性が存在するバージョンの Laravel がデバッグモードが有効な状態で公開されている場合、遠隔から任意のコードを実行され、Laravel がインストールされている Web サーバの実行権限で攻撃者に侵入されてしまう可能性があります。設定の変更やソフトウェアのアップデートにより対策してください。

◆分析者コメント

 当該脆弱性は、対象の Laravel でデバッグモードが有効な場合に発現するものであり、デバッグモードが無効である場合は影響を受けません。脆弱性の有無にかかわらず、一般的にはソフトウェアのデバッグモードを有効化するとセキュリティ上好ましくない機能が有効になる場合が多いため、Laravel に限らず他のソフトウェアでもデバッグモードは無効化した状態で公開することが好ましいと考えられます。

◆深刻度(CVSS)
[CVSS v3]
9.8

https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2021-3129&vector=AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H&version=3.1&source=NIST

◆影響を受けるソフトウェア

 Ignition のバージョン 2.5.1 およびそれよりも古いバージョンを用いている Laravel のバージョン 8.4.2 およびそれよりも古いバージョンが脆弱性の影響を受けます。Laravel ではバージョン 6 から Ignition を利用しているため(関連情報 [2])、影響を受ける最古のバージョンは 6 であると考えられます。

◆解説

 PHP による Web アプリケーション開発プログラムである Laravel に、エラーメッセージの処理に用いている Ignition の脆弱性に起因する、遠隔からの任意のコード実行が可能となる脆弱性が報告されています。

《株式会社ラック デジタルペンテスト部》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. フォレンジック調査を無駄にしないため サイバー攻撃被害発生時にやってはいけないNG行動集、個人情報保護委員会が公表

    フォレンジック調査を無駄にしないため サイバー攻撃被害発生時にやってはいけないNG行動集、個人情報保護委員会が公表

  2. 医療機器保守用 VPN 装置から侵入 ~ 日本医科大学武蔵小杉病院にランサムウェア攻撃

    医療機器保守用 VPN 装置から侵入 ~ 日本医科大学武蔵小杉病院にランサムウェア攻撃

  3. 信和、サイバー攻撃を受けた可能性のある事象を確認

    信和、サイバー攻撃を受けた可能性のある事象を確認

  4. NRIセキュア、日・米・豪 3 ヶ国「企業におけるサイバーセキュリティ実態調査2025」公表

    NRIセキュア、日・米・豪 3 ヶ国「企業におけるサイバーセキュリティ実態調査2025」公表

  5. 第三者が個人情報を閲覧しうる状態となり「BTCBOX」がサービス停止、関東財務局から報告徴求命令も

    第三者が個人情報を閲覧しうる状態となり「BTCBOX」がサービス停止、関東財務局から報告徴求命令も

ランキングをもっと見る
PageTop