菱洋エレクトロ、トレンドマイクロのスマートファクトリー向けセキュリティ製品取り扱い開始
菱洋エレクトロ株式会社は3月18日、トレンドマイクロ株式会社がMoxa Japan合同会社と共同開発したスマートファクトリー向けセキュリティ製品「EdgeIPS」、「EdgeFire」、「OT Defense Console」を販売開始したと発表した。
製品・サービス・業界動向
新製品・新サービス
トレンドマイクロ社では、OTネットワークやOTプロトコル向け製品を開発等を行うMoxa社と、スマートファクトリーやスマートエネルギーといった産業用IoT(IIoT:Industrial Internet of Things)を保護する最先端のソリューションを共同開発することを目的に、2019年6月にTXOne Networksを設立している。
菱洋エレクトロ社では今回、トレンドマイクロ社の製品で、セキュリティソフトをインストールすることが困難な産業制御ネットワーク内の機器を柔軟に保護する産業用IPS「EdgeIPS」と産業用ファイアウォールの「EdgeFire」、これらのデバイスを一元管理しセキュリティイベントを見える化する「OT Defense Console」の取扱いを開始、システムのウイルス感染や作業員の誤操作による機器の稼働停止などの被害を未然に防ぎ、生産ラインの安定化を図るソリューションとして提案を行う。
菱洋エレクトロ社が販売開始するトレンドマイクロ社製品の特長はそれぞれ次の通り。
・EdgeIPS
産業向けアプライアンス製品(入力電源2重化、-40度~+75度下での動作、H/Wバイパスによるフェールセーフ)
既存システム/既存設備のネットワークアーキテクチャを変更することなく対策を施し、重要資産を保護
産業プロトコル対応(Modbus、SLMP、Ethernet I/Pなど)
・EdgeFire
産業向けアプライアンス製品(入力電源2重化、-40度~+75度下での動作)
FW/NAT/IPS/Protocol Filter などにより重要資産を保護し、工場のネットワーク分離を実現
産業プロトコル対応(Modbus、SLMP、Ethernet I/Pなど)
・OT Defense Console
集中管理による運用の効率化
セキュリティイベントなどを見える化
Syslog送信による外部サーバ連携
菱洋エレクトロ社では、スマートファクトリー化の実現や製造現場の課題解決に向けた製品やソリューションを拡充することで、製造業の抱える問題を解決し、顧客の目指すビジョンの実現を支援する。
《ScanNetSecurity》