名古屋大学ITヘルプデスク装ったメールにアカウント情報を入力、個人情報閲覧の可能性 | ScanNetSecurity
2024.04.24(水)

名古屋大学ITヘルプデスク装ったメールにアカウント情報を入力、個人情報閲覧の可能性

国立大学法人名古屋大学は3月30日、同学教員のメールアカウントへの不正アクセスによる個人情報流出について発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 2 枚 拡大写真
国立大学法人名古屋大学は3月30日、同学教員のメールアカウントへの不正アクセスによる個人情報流出について発表した。

これは東海国立大学機構名古屋大学医学部附属病院の教員が、同学情報連携推進本部ITヘルプデスクを装った不審メールに記載されたURLにアクセスしメールアドレスとパスワードを入力したため、アカウント情報が不正に第三者に取得され、その結果、当該メールアカウントに不正アクセスがあり、個人情報が含まれるメールを閲覧された可能性が確認されたというもの。

同教員が当該メールアカウントで受信したメールは3,994件で、そのうち個人情報に該当するものとして、同学のLMS(Learning Management System)から送信された「課題提出のメールによる通知」が857件含まれていた。同通知には、333名分の「課題の名称」、「提出した学生氏名」、「学籍番号」と課題の編集等ができる2名分の教員の氏名、職員番号が含まれていた。

同学では当該メールに氏名が記載された学生と教員にはメールで事実関係を説明し謝罪を行っている。

同学では今後、改めて全職員に情報セキュリティ意識向上に努める注意喚起を行うとともに、情報セキュリティ研修を充実・徹底するなど再発防止策に向けた措置に努めるとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 訃報:セキュリティの草分けロス・アンダーソン氏 死去 67 歳、何回分かの生涯に匹敵する業績

    訃報:セキュリティの草分けロス・アンダーソン氏 死去 67 歳、何回分かの生涯に匹敵する業績

  2. LINEヤフー委託先への不正アクセス、報告書を受け 2 度目の行政指導

    LINEヤフー委託先への不正アクセス、報告書を受け 2 度目の行政指導

  3. 社員のセキュリティ意欲高める施策とは? 罰則は逆効果 ~ プルーフポイント「2024 State of the Phish」日本語版公表

    社員のセキュリティ意欲高める施策とは? 罰則は逆効果 ~ プルーフポイント「2024 State of the Phish」日本語版公表

  4. セキュリティにおける効果は実感できるのか ~ SECURITY ACTION 宣言「得られた効果はない」最多

    セキュリティにおける効果は実感できるのか ~ SECURITY ACTION 宣言「得られた効果はない」最多

  5. NDIソリューションズの RAG サービスに不正アクセス、個人情報を格納するサービスへの痕跡は確認されず

    NDIソリューションズの RAG サービスに不正アクセス、個人情報を格納するサービスへの痕跡は確認されず

  6. Acompany で 4 件の Google フォーム誤設定、最大 164 名の個人情報が閲覧可能に

    Acompany で 4 件の Google フォーム誤設定、最大 164 名の個人情報が閲覧可能に

  7. 笛吹市商工会へのサポート詐欺被害、調査結果公表

    笛吹市商工会へのサポート詐欺被害、調査結果公表

  8. 「相鉄ポイント」引き継ぎで会員情報を取り違え、他の顧客の個人情報が閲覧可能に

    「相鉄ポイント」引き継ぎで会員情報を取り違え、他の顧客の個人情報が閲覧可能に

  9. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

  10. スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談

    スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談PR

ランキングをもっと見る