富士通、医療機器メーカー向けに不具合情報を一元管理するSaaS型サービス
富士通Japan株式会社は3月31日、医療機器メーカーを対象に医療機器の不具合情報の入力から報告、保管まで一元管理するSaaS型サービス 「FUJITSU ライフサイエンスソリューション tsClinicalパーシヴSafinn/MD」を4月から提供開始すると発表した。
製品・サービス・業界動向
新製品・新サービス
同社では、1995年に医薬品メーカーに対し医薬品の安全性情報管理システム「パーシヴ」シリーズを発売、累計80社以上の医薬品メーカーに利用されている。「パーシヴSafinn/MD」は、同社が長年にわたり医薬品メーカー向けに提供してきた「tsClinical パーシヴ」シリーズのノウハウを生かした新サービスで、2021年4月の規制変更に対応し、XMLファイルの作成から、伝送、ACKファイルの確認までワンクリックで行える。また、予測変換や自動補填による入力補助や不具合情報の活用を可能にするデータベース化、同社専門のシステムエンジニアによる問い合わせ対応、CSV(Computerized System Validation)支援などの各種機能とサポートで業務負担を軽減する。
本製品ではセキュリティ・監査証跡機能として、ユーザごとの権限(更新・参照など)設定や、ログイン・ログアウトなどの操作履歴、症例データ更新履歴の取得も可能となっている。
本製品は初期費用は個別見積、月額費用は1万円から40万円で2021年4月から提供を開始し、販売開始から3年で35社の導入を目指す。
《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》
関連記事
この記事の写真
/