1トン重いと知らずに飛んだボーイング機、原因はチェックインプログラムのオフショア開発委託先国の「文化」の違い | ScanNetSecurity
2026.04.15(水)

1トン重いと知らずに飛んだボーイング機、原因はチェックインプログラムのオフショア開発委託先国の「文化」の違い

英国の航空会社TUI が乗客のチェックインに利用するソフトウェアに、プログラミング上のエラーがあった。そのために、昨年 7 月の 3 便のフライトで機体重量の計算を間違え、重大な安全上の問題が発生するおそれがあった。

国際 TheRegister
1トン重いと知らずに飛んだボーイング機、原因はチェックインプログラムのオフショア開発委託先国の「文化」の違い
1トン重いと知らずに飛んだボーイング機、原因はチェックインプログラムのオフショア開発委託先国の「文化」の違い 全 1 枚 拡大写真
 英国の航空会社TUI が乗客のチェックインに利用するソフトウェアに、プログラミング上のエラーがあった。そのために、昨年 7 月の 3 便のフライトで機体重量の計算を間違え、重大な安全上の問題が発生するおそれがあった。

 英国の航空事故調査局(AAIB)が木曜日に発表した報告書 [ PDF ] によると発生したエラーの原因は、搭乗者リストで「 Miss 」と表記された乗客を、チェックイン用ソフトウェアが「子供」と解釈してしまったことだという。そのため、大人であれば 69 キロ(約 152 ポンド)を割り当てるところを、子供の体重である 35 キロ(約 77 ポンド)を割り当ててしまった。

 AAIB の報告書は、このエラーは「Miss」という語の理解についての文化的な相違にもとづくとしている。

 「システムのプログラミングは英国で行われたものではない。プログラミングが行われた国では、「 Miss 」という敬称は子供に使用され、成人女性には「 Ms 」を使用する。そのためにエラーが起きた」と報告書に記されている。

 The Register ではシステムのプログラミングが行われた場所を TUI に問い合わせたが、質問書への回答ではその点については無視された。

《The Register誌特約記事》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 埼玉大学の特許管理システム運用サーバでランサムウェア感染の痕跡、個人情報が外部から閲覧された可能性

    埼玉大学の特許管理システム運用サーバでランサムウェア感染の痕跡、個人情報が外部から閲覧された可能性

  2. ホームページ内の個人情報非表示の Excel ファイルは検索エンジンの検索結果から閲覧可能

    ホームページ内の個人情報非表示の Excel ファイルは検索エンジンの検索結果から閲覧可能

  3. 「すでに感染してしまった」最悪のシナリオで訓練実施 ~ LINEヤフーのランサムウェア対応訓練

    「すでに感染してしまった」最悪のシナリオで訓練実施 ~ LINEヤフーのランサムウェア対応訓練

  4. 生産プラントに影響なく操業継続 ~ 住友金属鉱山のフィリピン子会社にランサムウェア攻撃

    生産プラントに影響なく操業継続 ~ 住友金属鉱山のフィリピン子会社にランサムウェア攻撃

  5. 林野庁の委託事業で個人情報流出、インドネシア側の送出機関の関係者に提供

    林野庁の委託事業で個人情報流出、インドネシア側の送出機関の関係者に提供

ランキングをもっと見る
PageTop