ソフトバンク、10億円の支払い求める ~ 楽天モバイルへ営業秘密の利用停止と廃棄求め民事訴訟 | ScanNetSecurity
2026.05.22(金)

ソフトバンク、10億円の支払い求める ~ 楽天モバイルへ営業秘密の利用停止と廃棄求め民事訴訟

ソフトバンク株式会社は5月6日、楽天モバイル株式会社および楽天モバイル元社員に対し民事訴訟を東京地方裁判所へ提起したと発表した。

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ソフトバンク株式会社は5月6日、楽天モバイル株式会社および楽天モバイル元社員に対し民事訴訟を東京地方裁判所へ提起したと発表した。ソフトバンク社では当該社員がソフトバンク社退職時に持ち出した営業秘密の利用停止と廃棄等、ならびに約1,000億円の損害賠償請求権の一部として10億円の支払い等を求める。

楽天モバイル元社員はソフトバンク社在籍時に、秘密保持契約を締結していたが、退職申告から退職するまでの期間に、同社営業秘密に該当するネットワーク技術に関わる情報を不正に持ち出したことが2020年2月に判明、ソフトバンク社は警視庁へ相談し被害申告するとともに捜査に協力してきた。当該元社員は、ソフトバンク社在籍中にネットワークの構築に関わる業務に従事しており、ソフトバンク社営業秘密である4Gおよび5Gネットワーク用の基地局設備や基地局同士・基地局と交換機を結ぶ固定通信網に関する技術情報を不正に持ち出しており、2021年1月12日に不正競争防止法違反の容疑で警視庁に逮捕され、同年2月2日に同法違反の容疑で起訴されている。

ソフトバンク社では訴訟提起に先立ち、2020年11月27日付で東京地方裁判所に対し楽天モバイル社に対する証拠保全申立てを行い、同年12月10日付で楽天モバイル社に対し当該社員が持ち出した営業秘密の利用停止などを求める仮処分命令申立てを行っている。またソフトバンク社は2021年1月15日付で、同裁判所に対し楽天モバイル元社員の資産を対象として仮差押命令申立てを行い、同年2月8日付で、当該社員に対しソフトバンク社の営業秘密の利用停止などを求める仮処分命令申立てを行っている。

ソフトバンク社によると、同社が営業秘密として証拠保全を求めていた電子ファイルが、楽天モバイル社が業務上利用するサーバ内に保存され、他の楽天モバイル社社員に対し開示されていた事実を確認しているという。

対して楽天モバイル社は、持ち出された電子ファイルについて裁判所およびソフトバンク社に提出後、全て廃棄したと主張している。

ソフトバンク社では今回の訴訟を通じて、楽天モバイル社が不正競争を通じて不当な利益を得てソフトバンク社の営業上の利益を侵害したこと、また、当該不正競争により建設された基地局等が存在することを明らかにすべく、不正競争防止法に基づき下記の請求を行う。

・楽天モバイルおよび楽天モバイル元社員に対する損害賠償請求(不正競争防止法第4条)
・楽天モバイルの不正競争により建設された基地局の使用差止請求(同法3条1項)および廃棄請求(同法3条2項)
・楽天モバイル元社員が当社から持ち出した電子ファイル等の使用・開示差止請求(同法3条1項)および廃棄請求(同法3条2項)

《ScanNetSecurity》

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