富士通の情報共有ツールへの不正アクセス、国立印刷局の情報が含まれることも判明 | ScanNetSecurity
2024.05.04(土)

富士通の情報共有ツールへの不正アクセス、国立印刷局の情報が含まれることも判明

独立行政法人国立印刷局は6月28日、同局の資料を含む情報の外部流出について発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 2 枚 拡大写真
 独立行政法人国立印刷局は6月28日、同局の資料を含む情報の外部流出について発表した。

 これは同局が情報システム関係業務について情報共有する他機関が、情報システム関係業務を委託する富士通株式会社が管理・運営するプロジェクト情報共有ツールに対し第三者から不正アクセスがあり、同局が提供した資料を含む情報が外部流出したことが判明したというもの。

 同局によると、外部流出した疑いがある情報の中に、銀行券の製造・偽造防止にかかる情報が含まれないことを確認済みで、現時点では不正アクセスによって流出した情報を悪用した被害も確認されていない。

 富士通が管理・運営するプロジェクト情報共有ツールへの不正アクセスについては現在、総務省、外務省、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)、国土交通省で被害が確認されている。

 同局では今後も、不正アクセス等への警戒を強化するとともに、関係機関と協力し調査を進め事実関係の把握に努めるとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  4. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  5. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  6. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  7. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  8. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  9. サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

    サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

  10. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

ランキングをもっと見る