理経、災害の予兆や避難のタイミングを学べる「ひろしま土砂災害体験VR」を開発
株式会社理経は7月14日、土石流・がけ崩れなどの土砂災害の知識と避難の必要性を理解するためのコンテンツとして「ひろしま土砂災害体験VR」の開発を発表した。広島県からの受託で、同県内の学校などにて教育用途で使用される。
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「ひろしま土砂災害体験VR」は、家の中と外との雨音の違いや、場所ごとの土石流・がけ崩れが起きるまでの災害の予兆や災害の発災などをストーリー仕立てで疑似体験することで、災害の予兆や避難のタイミングを知ることができ、日頃の備えと早期避難の重要性を学べる。
同VRの特徴としては、谷出口の家、谷出口から下流河川近くの家、がけ下の家、がけから少し離れた家の4か所で起きる土石流やがけ崩れを360°のフルCG映像で再現、それぞれの地域の土砂災害のリスクの体験が可能となっている。
また、土石流が流れてくる様子や山の斜面から土砂が崩れる様子、予兆については、広島大学防災・減災研究センターが監修、実際に近い発災状況を再現している。
また同VRでは、2021年5月に改正された災害対策基本法の避難情報を反映し、時間経過とともに屋外の状況が変化し、警戒レベル3の「高齢者等避難」や警戒レベル4の「避難指示」が発令される状況を再現している。
「ひろしま土砂災害体験VR」は広島県公式Webサイトにて視聴可能。
《ScanNetSecurity》
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