「導入済対策では不充分 39%」「セキュリティ投資 収益の4%」~シスコ 中小企業調査 | ScanNetSecurity
2025.10.26(日)

「導入済対策では不充分 39%」「セキュリティ投資 収益の4%」~シスコ 中小企業調査

 シスコシステムズ合同会社は11月16日、アジア太平洋地域での中堅中小企業(SMB)に対するサイバーセキュリティ脅威に関する調査結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
サイバーインシデントに見舞われた最大の要因は、自社のサイバーセキュリティ ソリューションが攻撃を検知して防御するのに不十分だったと回答した中堅中小企業の割合
サイバーインシデントに見舞われた最大の要因は、自社のサイバーセキュリティ ソリューションが攻撃を検知して防御するのに不十分だったと回答した中堅中小企業の割合 全 2 枚 拡大写真

 シスコシステムズ合同会社は11月16日、アジア太平洋地域での中堅中小企業(SMB)に対するサイバーセキュリティ脅威に関する調査結果を発表した。

 同調査は2021年4月から7月にかけ実施、その回答者は、オーストラリア、中国、香港、インド、インドネシア、日本、ニュージーランド、マレーシア、シンガポール、韓国、台湾、タイ、フィリピン、ベトナムを含む、アジア太平洋地域の14の市場の3,748社の中堅中小企業のサイバーセキュリティの責任を担うビジネスリーダー及び ITリーダーで、その業種はビジネスサービス、建設、教育、エンジニアリング、建築設計、金融サービス、食品・飲料、医療機関、製造、メディア・通信、天然資源、パーソナルケアサービス、プロフェッショナル サービス、不動産、小売、テクノロジーサービス、旅行、運輸、卸売など多岐にわたる。

 コロナ禍でのテレワークへの大規模な移行で、かなりの割合の従業員が社外から企業のネットワークに接続し情報にアクセスする中、中堅中小企業のセキュリティ全体における最大の脅威を尋ねたところ、「フィッシングメール」が43%でトップとなり、「保護されていないラップトップ」20%、「悪意のある攻撃者から組織に対する標的型攻撃」19%、「従業員の保護されていない個人デバイス」12%、「意図しないヒューマンエラー」6%と続いた。


《高橋 潤哉》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

    大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

  2. 関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

    関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

  3. 「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

    「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

  4. アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

    アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

  5. 廃棄委託したノートパソコンが短時間ネット接続 ~ 監視ツールが検知

    廃棄委託したノートパソコンが短時間ネット接続 ~ 監視ツールが検知

ランキングをもっと見る
PageTop