ゼロトラストネットワーク知らない53%、「コロナ禍におけるグループウェアとセキュリティサービスの利用実態調査」発表 | ScanNetSecurity
2025.12.24(水)

ゼロトラストネットワーク知らない53%、「コロナ禍におけるグループウェアとセキュリティサービスの利用実態調査」発表

 アルプス システム インテグレーション株式会社(ALSI)は1月26日、「コロナ禍におけるグループウェアとセキュリティサービスの利用実態調査」の結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
利用しているSIEMサービス・製品の課題は何ですか?
利用しているSIEMサービス・製品の課題は何ですか? 全 1 枚 拡大写真

 アルプス システム インテグレーション株式会社(ALSI)は1月26日、「コロナ禍におけるグループウェアとセキュリティサービスの利用実態調査」の結果を発表した。

 同調査では2021年12月2日から3日にかけて、従業員数100名未満から5,000名以上の企業に勤めるシステム管理者815人を対象に、全15問のWebアンケートを実施し、企業における各種クラウドサービスの利用に求められる課題を明らかにした。

 同調査によると、76.4%の企業がMicrosoft 365を利用または利用を検討中だが、デバイス管理機能を利用しない企業は50.2%、SharePointを利用しない企業は60.1%となり、Microsoft 365の活用促進が課題と指摘している。

 「ゼロトラストネットワーク」という用語について、「内容について詳細まで理解している」「内容をおおむね理解している」と回答した人の合計は21.0%にとどまる一方、「知らない」と回答した人は53.6%となり、ユーザー企業での認知の低さが明らかとなった。

 SIEMサービスについて「利用している」「利用を検討している」の回答は17.3%で導入企業は少なかった。利用中のサービスへの不満としては、利用料が高いことが50%であった。

 今後利用したいITサービスは、SOC(セキュリティ監視)、EDR(エンドポイントの脅威検知)、SASE(ネットワーク・クラウドのセキュリティアーキテクチャ)が上位を占めた。

 情報システム担当者が把握しているリスクは、ランサムウェア・マルウェア感染が約56%と最多で、標的型攻撃による不正アクセスや脆弱性を狙った攻撃、内部不正による情報持ち出しも約40%の企業で重視されていた。

《高橋 潤哉》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

    元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

  2. バンダイチャンネルへの不正アクセス、最大 136.6 万件の会員情報漏えいの可能性

    バンダイチャンネルへの不正アクセス、最大 136.6 万件の会員情報漏えいの可能性

  3. 給与計算クラウドをネタにメール訓練実施 → サービス元がフィッシング注意喚起を発令

    給与計算クラウドをネタにメール訓練実施 → サービス元がフィッシング注意喚起を発令

  4. ネットワーク機器を経由してサーバに侵入 埼玉県商工会連合会にランサムウェア攻撃

    ネットワーク機器を経由してサーバに侵入 埼玉県商工会連合会にランサムウェア攻撃

  5. 第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

    第三者がセキュリティソフトを無効化 ~ 審調社へのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop