セキュリティおよびインフラエンジニア必見、インターネットトラフィックが語る人間の行動 | ScanNetSecurity
2026.04.18(土)

セキュリティおよびインフラエンジニア必見、インターネットトラフィックが語る人間の行動

「サイバーフィジカル」「デジタルツイン」といった言葉を聞いたことがあるだろう。ユビキタスコンピューティングとIoTが進んだ現在、リアル空間のあらゆるポイントを観測しそれを数値化しているサイバー空間は相互に関連しあっている状況を示す言葉だ。

研修・セミナー・カンファレンス セミナー・イベント
セキュリティおよびインフラエンジニア必見:インターネットトラフィックが語る人々の行動
セキュリティおよびインフラエンジニア必見:インターネットトラフィックが語る人々の行動 全 4 枚 拡大写真

 「サイバーフィジカル」「デジタルツイン」といった言葉を聞いたことがあるだろう。ユビキタスコンピューティングと IoT が進んだ現在、現実空間のあらゆるポイントを観測し、それを数値化しているサイバー空間が相互に関連しあっている状況を示す言葉だ。

◆リアルとサイバーが混然一体となったデジタルツイン

 リアルとサイバーは違う、社会は人間中心であるべきだ、といった普遍的ヒューマニズム(人間主義)がある一方、人々の活動は確実にサイバー空間に捕捉され、サイバー空間の変化もまた人々の社会に影響を与える。これは紛れもない事実で、この現象を巧みに利用しているのが、国家機関やサイバー軍である。

 EMP(電磁波攻撃)やサイバー先制攻撃(敵基地サーバーへのサイバー攻撃)のような、セキュリティ視点から見たら与太話にも思えるものが安全保障の最重要課題のように語る政治家やメディアもある。しかし、中露・ファイブアイズによる情報戦の主戦場は、サイバー空間での諜報活動およびプロパガンダ・世論操作に移っている。

 民間企業や一般市民には、小説か映画の話のようで現実感はないかもしれないが(だからこそ、国民も政治家もEMPのような派手なワードに釣られてしまうわけだが)、もっと身近な例で、サイバーフィジカルを感じることができる。

 本稿は、IIJ 松崎吉伸氏が昨秋開催された CODE BLUE 2021 で行った講演「インターネット通信量が映す社会の動き」の要旨を紹介する。内容は純粋な統計分析に基づいたもので、国家支援型のサイバー攻撃などセンセーショナルな煽りはない一方で、だからこそデータドリブンの鋭い分析は、通信事業者、インフラエンジニアや SOC オペレーターなど、広範な実務家や管理層に役に立つだろう。マクロなトラフィック分析だけで、これだけのことがわかるというのは驚きだった。


《中尾 真二( Shinji Nakao )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. サイバーから物理介入まで一気通貫 SECON 2026で見た

    サイバーから物理介入まで一気通貫 SECON 2026で見た"理想のセキュリティ"

  2. マイナビが利用するクラウドサービスへの不正アクセス、一般ユーザー74,224件の個人情報が流出した可能性

    マイナビが利用するクラウドサービスへの不正アクセス、一般ユーザー74,224件の個人情報が流出した可能性

  3. 不正アクセスの被害原因は「ID、パスワード管理の不備」が最多に ~ 2025年「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況」

    不正アクセスの被害原因は「ID、パスワード管理の不備」が最多に ~ 2025年「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況」

  4. テインへのランサムウェア攻撃、サーバ上に犯行声明文ファイルを確認

    テインへのランサムウェア攻撃、サーバ上に犯行声明文ファイルを確認

  5. ホームページ内の個人情報非表示の Excel ファイルは検索エンジンの検索結果から閲覧可能

    ホームページ内の個人情報非表示の Excel ファイルは検索エンジンの検索結果から閲覧可能

ランキングをもっと見る
PageTop