クラウド、エッジ、オンプレミス環境にあるコンピューティング資産の信頼性をインテルの「Project Amber」が検証 | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

クラウド、エッジ、オンプレミス環境にあるコンピューティング資産の信頼性をインテルの「Project Amber」が検証

 インテル株式会社は5月11日、同社の新しいサービス(開発コード名:Project Amber)について発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス

 インテル株式会社は5月11日、同社の新しいサービス(開発コード名:Project Amber)について発表した。

 同社では、あらゆる組織がセキュリティ面の最重視すべき要素の1つとして挙げる「信頼性」に着目し、独自の信頼機関「Project Amber」を利用することで、クラウド、エッジ、オンプレミス環境にあるコンピューティング資産の信頼性をリモートで検証可能となる。コンフィデンシャル・コンピューティング環境では、認証と呼ばれるプロセスを介して信頼の基盤が確立されるが、この信頼性の検証が、機密ワークロードをクラウドに転送する際に社内データや知的資産を保護する要件となる。

 Project Amber は、コンフィデンシャル・コンピューティングのワークロードをホストするインフラストラクチャ・プロバイダに依存しないため、独立した運用が可能となる。

 Project Amberの初版リリースでは、ベアメタルのコンテナ、仮想マシン(VM)、同社のTEEを使用してVM内で稼動するコンテナとして配置されるコンフィデンシャル・コンピューティングのワークロードに対応する。初版リリースは同社のTEEに実装でき、将来的には多様なプラットフォームとデバイス、同社以外のTEEにも拡張を予定している。

 同社では2022年後半に顧客向けパイロット版Project Amberの提供開始を予定しており、2023年前半に一般向けに提供開始となる予定。

 同社では同日、BeeKeeperAIとペンシルベニア大学ペレルマン医学部との協働による信頼性が高くセキュアなAI導入や、2030年までの耐量子暗号の実現を目指す企業戦略についても公表している。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  3. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  4. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

  5. 大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

    大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

ランキングをもっと見る
PageTop