SIMスワップ、プッシュボミング、 SS7プロトコルの脆弱性 ~ 米CISAがフィッシング耐性MFA実装ガイダンスを公開 | ScanNetSecurity
2025.12.05(金)

SIMスワップ、プッシュボミング、 SS7プロトコルの脆弱性 ~ 米CISAがフィッシング耐性MFA実装ガイダンスを公開

 米国のサイバーセキュリティ・インフラストラクチャ・セキュリティ庁(CISA)は10月31日、フィッシング対策と番号照合による多要素認証のガイダンスを発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー

 米国のサイバーセキュリティ・インフラストラクチャ・セキュリティ庁(CISA)は10月31日、フィッシング対策と番号照合による多要素認証のガイダンスを発表した。

 CISAでは、フィッシングやその他の既知のサイバー脅威から保護するために、フィッシング耐性の導入を強く推奨しているが、モバイルプッシュ通知ベースのMFAを使用している組織でフィッシング耐性を実装できない場合は、MFAアプリケーションにおける番号照合の使用を推奨している。番号照合はフィッシング耐性MFAほど強力ではないが、フィッシング耐性MFAをすぐに導入できない組織にとって、暫定的な緩和策として最適な方法としている。

 MFAは、サイバー脅威者が漏えいした認証情報を使用してネットワークにアクセスし、悪意ある活動を行うという脅威の低減に不可欠な手法だが、すべての形式のMFAが安全であるとは限らず、一部の形式は、フィッシング、ユーザが「Accept」を押すまでプッシュ通知でユーザを混乱させるプッシュボミング、Signaling System 7(SS7)プロトコルの脆弱性の悪用、SIMスワップなどに脆弱な場合がある。

 CISAが公開したファクトシートでは、MFAを使用するアカウントやシステムへの脅威の概要を説明し、フィッシング耐性MFAを実装するためのガイダンスを提供している。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

    ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

  2. FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

    FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

  3. 感染が確認された機器は一部サーバに限定 ~ ユーザックシステムへのランサムウェア攻撃

    感染が確認された機器は一部サーバに限定 ~ ユーザックシステムへのランサムウェア攻撃

  4. セキュリティインシデントの隠蔽を暴く新サービスをスイスの企業が開始

    セキュリティインシデントの隠蔽を暴く新サービスをスイスの企業が開始

  5. 木更津市 黒塗りして 個人情報漏えい

    木更津市 黒塗りして 個人情報漏えい

ランキングをもっと見る
PageTop