仏語話者の犯罪集団 15カ国の銀行から40億円強奪、カスタムマルウェア使わずオープンソースと無料ツールだけの手際 | ScanNetSecurity
2026.08.21(金)

仏語話者の犯罪集団 15カ国の銀行から40億円強奪、カスタムマルウェア使わずオープンソースと無料ツールだけの手際

 セキュリティ専門調査会社によると、フランス語を話す犯罪集団(コードネーム:OPERA1ER)は、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの通信業者や銀行などに対して 30 以上のサイバー攻撃を行い、4 年間で 最大 3,000 万ドルを盗み出したといわれている。

国際 TheRegister
仏語話者の犯罪集団 15カ国の銀行から40億円強奪、カスタムマルウェア使わずオープンソースと無料ツールだけの手際
仏語話者の犯罪集団 15カ国の銀行から40億円強奪、カスタムマルウェア使わずオープンソースと無料ツールだけの手際 全 1 枚 拡大写真

 セキュリティ専門調査会社によると、フランス語を話す犯罪集団(コードネーム:OPERA1ER)は、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの通信業者や銀行などに対して 30 以上のサイバー攻撃を行い、4 年間で 最大 3,000 万ドル(編集部註:約 40 億円)を盗み出したといわれている。

 フランスの通信会社 Orange の CERTコーディネーションセンターと連携した Group-IB の脅威インテリジェンスチームによると、犯罪集団は、被害企業のスタッフを騙して、バックドアマルウェア、キーロガー、パスワードスティーラーを実行させる標的型メールを送信するところから始めている。侵入者は、これらの不正ソフトウェアから盗んだ認証情報を使って、ネットワーク上の Windowsドメインコントローラや、金融機関がトランザクションの詳細を相互に送受信するために使用する SWIFT メッセージング クライアントなどの銀行のバックエンドアプリケーションの管理者レベルの認証情報を取得する。

 最初の侵入の後、オペレーターはステルスかつ円滑に歩を進め、Cobalt Strike や Metasploit などのツールを使って持続性を維持し、3ヶ月から 12ヶ月間ネットワーク上にとどまり、ユーザーのお金を口座間で巧妙に移動、最終的には ATM から現金を引き出す手口を働いていると言われている。

《The Register誌特約記事》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. アフラック生命保険に不正アクセス、短時間に大量のデータ照会があった際に監視・制御する機能が不足

    アフラック生命保険に不正アクセス、短時間に大量のデータ照会があった際に監視・制御する機能が不足

  2. サプライチェーン対策評価制度「SCS」令和8年度末に運用開始へ ~ 経産省、★3・★4 取得を後押しする新サービス整備

    サプライチェーン対策評価制度「SCS」令和8年度末に運用開始へ ~ 経産省、★3・★4 取得を後押しする新サービス整備

  3. 青山財産ネットワークス グループ会社にランサムウェア攻撃、日本資産総研と日東不動産以外での影響は確認されず

    青山財産ネットワークス グループ会社にランサムウェア攻撃、日本資産総研と日東不動産以外での影響は確認されず

  4. ニデックWebサイトにソフトウェアの脆弱性を悪用した不正アクセス

    ニデックWebサイトにソフトウェアの脆弱性を悪用した不正アクセス

  5. さくらインターネットに不正アクセス、会員情報 1,360,563 アカウントが影響を受けた可能性

    さくらインターネットに不正アクセス、会員情報 1,360,563 アカウントが影響を受けた可能性

ランキングをもっと見る
PageTop