486件所有 中には2006年物熟成も ~ 資金と時間に恵まれたサイバー犯罪者の手法「ドメイン熟成」 | ScanNetSecurity
2026.01.30(金)

486件所有 中には2006年物熟成も ~ 資金と時間に恵まれたサイバー犯罪者の手法「ドメイン熟成」

 洗練度の高い、とても息の長い方法で、世界的に悪意のある広告を配信している脅威集団がある。オールドドメインというものを使って、サイバーセキュリティツールを突破し、投資詐欺で被害者を生み出しているのだ。

国際 TheRegister
(イメージ画像)
(イメージ画像) 全 1 枚 拡大写真

 非常に息の長い洗練された手法で、グローバルにマルバタイジング(悪意のある広告を用いるサイバー攻撃)を行う脅威集団がある。彼らは「オールド・ドメイン」を使うことでセキュリティツールを回避し、投資詐欺で被害者を生み出し続けている。

 CashRewindo という詐欺集団は、他のマルバタイザーたちと多くの点で共通する手法を用いる。合法的な広告ネットワーク上のデジタル広告に悪意あるコードを挿入して広告を改ざんし、Webサイトへの訪問者を別のページに誘導する。誘導先ではマルウェアが待ち構え、詐欺に遭う危険性がある。

 凡百のマルバタイジングを行うサイバー犯罪者たちは、ドメインを取得してすぐにそのドメインを使用する。

 しかし、CashRewindo が使っているドメインの中には、登録時期が何年も前で、その後有効化せずに放置状態だったものがある。放置といっても、証明書の更新は丁寧に行われており、仮想サーバが割り当てられている。そして、悪意のある広告の配信を開始する直前のタイミングで有効化する。このように指摘するのは、企業のオンラインでのレピュテーションを守るツールを開発している Confiant の研究者らだ。

 Confiant は、2018 年に存在が明らかになった CashRewindo を 2 年にわたって追跡してきたと、Confiant でセキュリティソフトウェアエンジニアを務めるダニエル・フォンセカ・ヤロチェフスキーは今週公開された報告書の中で述べている。


《The Register誌特約記事》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 通行中の市民がごみステーションで生活保護受給者の申請書を発見

    通行中の市民がごみステーションで生活保護受給者の申請書を発見

  2. TOKAIコミュニケーションズ「OneOffice Mail Solution」への不正アクセス、未発見だったサーバ機器の脆弱性を悪用

    TOKAIコミュニケーションズ「OneOffice Mail Solution」への不正アクセス、未発見だったサーバ機器の脆弱性を悪用

  3. エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃、北海道と神奈川県の LPガス配送にかかわる情報が漏えいした可能性

    エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃、北海道と神奈川県の LPガス配送にかかわる情報が漏えいした可能性

  4. 内閣官房国家サイバー統括室が BIMI 対応

    内閣官房国家サイバー統括室が BIMI 対応

  5. 新たに 15 の役割を定義 ~ JNSA「セキュリティ知識分野(SecBoK)人材スキルマップ2025年度版」公開

    新たに 15 の役割を定義 ~ JNSA「セキュリティ知識分野(SecBoK)人材スキルマップ2025年度版」公開

ランキングをもっと見る
PageTop