SteelClover による攻撃キャンペーン、著名ソフトウェア名を検索時表示されるGoogle広告が攻撃起点 | ScanNetSecurity
2026.06.12(金)

SteelClover による攻撃キャンペーン、著名ソフトウェア名を検索時表示されるGoogle広告が攻撃起点

 NTTセキュリティホールディングス株式会社は2月8日、SteelCloverによるGoogle広告経由でマルウェアを配布する攻撃の活発化について、NTTセキュリティテクニカルブログで発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
SteelCloverの悪性ファイル配布サイトへリダイレクトする悪性広告
SteelCloverの悪性ファイル配布サイトへリダイレクトする悪性広告 全 1 枚 拡大写真

 NTTセキュリティホールディングス株式会社は2月8日、SteelCloverによるGoogle広告経由でマルウェアを配布する攻撃の活発化について、NTTセキュリティテクニカルブログで発表した。

 同社によると、複数の日本企業において、2023年1月初めからGoogle広告経由でマルウェアをダウンロードするインシデントが急増しており、IcedIDやAurora Stealerを配布するものなど観測されている攻撃キャンペーンは数多く存在するが、同社でSteelCloverと呼ぶ攻撃グループによるものが増加している。

 同ブログでは、直近で観測されたGoogle広告経由でのマルウェア配布事例の中から、SteelCloverによる攻撃の最新動向について解説している。SteelCloverによる攻撃は情報窃取の他に、最終的にランサムウェア実行に至るという情報もあるという。

 同社によると、SteelCloverは金銭を目的に少なくとも2019年から活動している攻撃グループで、Malsmokeと呼ばれる攻撃キャンペーンを実行しており、Batloaderと呼ばれるマルウェアを使用し、DEV-0569やWater Minyadesと重複がある。

 同社ではSteelCloverによる攻撃を5つのキャンペーンに分類し、2023年2月上旬時点でBatAppキャンペーンとFakeGPGキャンペーンを観測している。

 同ブログによると、FakeGPGキャンペーンでは、ユーザがGoogleでキーワード検索した際に、検索結果ページの最上位に表示されるGoogle広告について、著名なソフトウェアの名前を検索した際に表示されるGoogle広告を攻撃起点としている。SteelCloverの悪性ファイル配布サイトへリダイレクトする悪性広告は正規サイトよりも上位に表示され、ユーザが誤ってアクセスしてしまう恐れがある。

 その他同ブログでは、ダウンロードした悪性ファイルを実行した後の動作や実行されるマルウェア、SteelCloverの背後関係について解説している。

《高橋 潤哉》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. SOC サービスの実態に迫る:株式会社SHIFT SECURITY と株式会社クラフ、新たな監視サービスへの挑戦

    SOC サービスの実態に迫る:株式会社SHIFT SECURITY と株式会社クラフ、新たな監視サービスへの挑戦PR

  2. 日本大学文理学部のウェブサイトが改ざん被害、カジノサイトを模した不正な画面が表示

    日本大学文理学部のウェブサイトが改ざん被害、カジノサイトを模した不正な画面が表示

  3. 中学校でサポート詐欺被害、口座から 100 円と 999 万 9,999 円の送金

    中学校でサポート詐欺被害、口座から 100 円と 999 万 9,999 円の送金

  4. CAMPFIRE への不正アクセス、従業員が発行した GitHub 認証情報が個人開発で利用していたサーバ上に意図せずアップロードされ不正利用

    CAMPFIRE への不正アクセス、従業員が発行した GitHub 認証情報が個人開発で利用していたサーバ上に意図せずアップロードされ不正利用

  5. DMARC 通過する独自ドメインフィッシング急増 ~ フィッシング対策協議会「フィッシングレポート2026」

    DMARC 通過する独自ドメインフィッシング急増 ~ フィッシング対策協議会「フィッシングレポート2026」

ランキングをもっと見る
PageTop