Apache TomcatのApache Commons FileUploadにサービス運用妨害(DoS)の脆弱性 | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

Apache TomcatのApache Commons FileUploadにサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月21日、Apache TomcatのApache Commons FileUploadにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月21日、Apache TomcatのApache Commons FileUploadにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

Apache Tomcat 10.1.0-M1から10.1.4までのバージョン
Apache Tomcat 9.0.0-M1から9.0.70までのバージョン
Apache Tomcat 8.5.0から8.5.84までのバージョン

 Apache Tomcatには、Apache Commons FileUpload 1.5より前のバージョンでは1リクエストでアップロード可能なファイル数を制限していないため、サービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在し、第三者に悪意のあるアップロードが行われ、サービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける可能性がある。

 またApache Tomcatのファイルアップロード機能には、Apache Commons FileUploadパッケージのコピーが採用されており、同様にファイル数制限がないため、本脆弱性の影響を受ける可能性がある。

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお本脆弱性は、下記のバージョンで修正されている。

Apache Tomcat 10.1.5およびそれ以降のバージョン
Apache Tomcat 9.0.71およびそれ以降のバージョン
Apache Tomcat 8.5.85およびそれ以降のバージョン

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  3. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  4. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

  5. 大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

    大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

ランキングをもっと見る
PageTop