Apache Tomcatに保護されていない認証情報の送信の脆弱性 | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

Apache Tomcatに保護されていない認証情報の送信の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月23日、Apache Tomcatにおける保護されていない認証情報の送信の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月23日、Apache Tomcatにおける保護されていない認証情報の送信の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

Apache Tomcat 11.0.0-M1から11.0.0-M2までのバージョン
Apache Tomcat 10.1.0-M1から10.1.5までのバージョン
Apache Tomcat 9.0.0-M1から9.0.71までのバージョン
Apache Tomcat 8.5.0から8.5.85までのバージョン

 Apache Tomcatには、httpsが設定されたX-Forwarded-Protoヘッダを含むリクエストをHTTP経由でリバースプロキシから受信し、RemoteIpFilterを使用している場合、Apache Tomcatが作成するセッションCookieにSecure属性が含まれない問題(CVE-2023-28708)が存在し、ユーザエージェントが安全でないチャネルでセッションCookieを送信する可能性がある。

 想定される影響としては、遠隔の第三者によってセッションCookie情報が取得される可能性がある。

 開発者は本脆弱性を下記のバージョンで修正しており、JVNでは開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。

Apache Tomcat 11.0.0-M3およびそれ以降のバージョン
Apache Tomcat 10.1.6およびそれ以降のバージョン
Apache Tomcat 9.0.72およびそれ以降のバージョン
Apache Tomcat 8.5.86およびそれ以降のバージョン

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  3. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  4. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop