お粗末な暗号化の仕事ぶり ランサムウェアの身代金払うもデータ破損多し | ScanNetSecurity
2026.02.19(木)

お粗末な暗号化の仕事ぶり ランサムウェアの身代金払うもデータ破損多し

 「身代金」を支払った後の復旧は、支払わないことを決めて自らのバックアップから作業するよりも、多くの場合、費用のかかる面倒な作業になる。

国際 TheRegister
(イメージ画像)
(イメージ画像) 全 1 枚 拡大写真

 ランサムウェアを使う犯罪者は、標的のシステム内で可能な限り短時間でことを終えることを目指している。これは、彼らが用いる暗号化が粗悪なものであり、データを破損させる場合が多いことを意味する。つまり、「身代金」を支払った後の復旧は、支払わないことを決めて自らのバックアップから作業するよりも、多くの場合、費用のかかる面倒な作業になる。

 これは、ガートナーのシニア・ディレクター・アナリスト、リチャード・アディスコット氏の意見である。

 同社がシドニーで開催した IT Infrastructure, Operations & Cloud Strategies Conference 2023 で同氏は、「攻撃者の暗号化の速度が速すぎる」と述べた。「私たちがディレクトリ一覧を実行するよりも高速で暗号化するのです」

 そのため、ランサムウェア運用者は暗号化の仕方がお粗末となりユーザーに買い戻させようとするデータの一部を失ってしまう。

 破損したデータダンプが犯罪者から返されても復元は容易ではない、とアディスコット氏は助言した。ランサムウェア運用者が約束通り全データを返したとしてもだ。そもそも彼らは多くの場合、すべてのデータを返さない。さらなる解放の価格について新たな交渉を開始する。


《The Register誌特約記事》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 医療機器保守用 VPN 装置から侵入 ~ 日本医科大学武蔵小杉病院にランサムウェア攻撃

    医療機器保守用 VPN 装置から侵入 ~ 日本医科大学武蔵小杉病院にランサムウェア攻撃

  2. フォレンジック調査を無駄にしないため サイバー攻撃被害発生時にやってはいけないNG行動集、個人情報保護委員会が公表

    フォレンジック調査を無駄にしないため サイバー攻撃被害発生時にやってはいけないNG行動集、個人情報保護委員会が公表

  3. 懲戒解雇処分 フジテレビ元社員が取材情報や内部情報を競合他社に漏えい

    懲戒解雇処分 フジテレビ元社員が取材情報や内部情報を競合他社に漏えい

  4. CI/CDツールに内在する脆弱性を悪用 ~ 学校法人アジア学院に不正アクセス

    CI/CDツールに内在する脆弱性を悪用 ~ 学校法人アジア学院に不正アクセス

  5. 外部委託先が管理するサーバで大量のアクセスを検知、「まちエネ」の申込み・料金シミュレーションを一時停止 2/16 再会

    外部委託先が管理するサーバで大量のアクセスを検知、「まちエネ」の申込み・料金シミュレーションを一時停止 2/16 再会

ランキングをもっと見る
PageTop