ISC BINDに複数の脆弱性 | ScanNetSecurity
2026.05.20(水)

ISC BINDに複数の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月22日、ISC BINDにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月22日、ISC BINDにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社日本レジストリサービス(JPRS)でも同日、BIND 9.xにおけるメモリ不足の発生とDNSサービスの停止について公表している。影響を受けるシステムは以下の通り。

・CVE-2023-2828
BIND 9.11.0から9.16.41
BIND 9.18.0から9.18.15
BIND 9.19.0から9.19.13
BIND 9.11.3-S1から9.16.41-S1(BIND Supported Preview Edition)
BIND 9.18.11-S1から9.18.15-S1(BIND Supported Preview Edition)
※開発者によると、さらに古いメジャーブランチも本脆弱性の影響を受ける可能性がある。

・CVE-2023-2829
BIND 9.16.8-S1から9.16.41-S1(BIND Supported Preview Edition)
BIND 9.18.11-S1から9.18.15-S1(BIND Supported Preview Edition)

・CVE-2023-2911
BIND 9.16.33から9.16.41
BIND 9.18.7から9.18.15
BIND 9.16.33-S1から9.16.41-S1(BIND Supported Preview Edition)
BIND 9.18.11-S1から9.18.15-S1(BIND Supported Preview Edition)

 ISC(Internet Systems Consortium)が提供するISC BINDには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・CVE-2023-2828
特定のRRsetを特定の順序でリゾルバに問い合わせることによって、namedで使用されるキャッシュクリーニングアルゴリズムの効果が著しく低下し、設定された最大キャッシュサイズ制限を超過する
→namedを実行しているホスト上で利用可能なメモリをすべて使い果たし、サービス運用妨害(DoS)状態を引き起こされる

・CVE-2023-2829
DNSSEC-Validated Cache(RFC 8198)のオプション(synth-from-dnssec)が有効で、DNSSEC-Validating recursive resolverとして実行するようnamedインスタンスを設定している場合、不正なNSECレコードを持つゾーンを使用することによって予期せず終了する
→リゾルバに特定のクエリを送信することで、namedを終了させられる

・CVE-2023-2911
stale-answer-enable yes;およびstale-answer-client-timeout 0;の両方が設定されたBIND 9リゾルバでrecursive-clients quotaに達した場合、serve-staleに関連した一連のルックアップによりnamedがループし、スタックオーバーフローにより予期せず終了する
→リゾルバに特定のクエリを送信することで、namedを終了させられる

 JVNでは、開発者が提供する下記のパッチバージョンにアップデートするよう呼びかけている。

・CVE-2023-2828
BIND 9.16.42
BIND 9.18.16
BIND 9.19.14
BIND 9.16.42-S1(BIND Supported Preview Edition)
BIND 9.18.16-S1(BIND Supported Preview Edition)

・CVE-2023-2829
BIND 9.16.42-S1(BIND Supported Preview Edition)
BIND 9.18.16-S1(BIND Supported Preview Edition)

・CVE-2023-2911
BIND 9.16.42
BIND 9.18.16
BIND 9.16.42-S1(BIND Supported Preview Edition)
BIND 9.18.16-S1(BIND Supported Preview Edition)

 JPRSでも、バージョンアップを強く推奨している。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. はてな資金流出、特別調査委員会設置

    はてな資金流出、特別調査委員会設置

  2. 東北大学に不正アクセス、大学病院のNASに保存されていた個人情報が漏えいした可能性

    東北大学に不正アクセス、大学病院のNASに保存されていた個人情報が漏えいした可能性

  3. アメリカ人「近所にデータセンターが建設されるくらいなら原子力発電所が建つ方がまだまし」世論調査結果

    アメリカ人「近所にデータセンターが建設されるくらいなら原子力発電所が建つ方がまだまし」世論調査結果

  4. Fortinet, Palo Alto, Cisco ~ 国産CNAPP「Cloudbase」がネットワーク機器の脆弱性可視化機能リリース

    Fortinet, Palo Alto, Cisco ~ 国産CNAPP「Cloudbase」がネットワーク機器の脆弱性可視化機能リリース

  5. 東邦大学医療センター大森病院の業務委託先がペースメーカープログラマを紛失、個人情報が不正に閲覧される可能性が否定できない状況

    東邦大学医療センター大森病院の業務委託先がペースメーカープログラマを紛失、個人情報が不正に閲覧される可能性が否定できない状況

ランキングをもっと見る
PageTop