acmailer の脆弱性の確認と対応方法、さくらインターネット公開 | ScanNetSecurity
2026.01.03(土)

acmailer の脆弱性の確認と対応方法、さくらインターネット公開

 さくらインターネットは、「acmailerの脆弱性にご注意ください」と題する注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
参考情報:滋賀県警による注意喚起
参考情報:滋賀県警による注意喚起 全 1 枚 拡大写真

 さくらインターネット株式会社は9月6日、「acmailerの脆弱性にご注意ください」と題する注意喚起を発表した。

 この脆弱性は、2021年1月に公開・修正されたものであるが、8月4日に滋賀県警がこの脆弱性を悪用したサイバー犯罪が実行されていると注意喚起を発表している。

 acmailerは株式会社シーズが提供するCGIタイプのメール配信システムで、サーバーに設置するものとなっている。無料で使うことができ、HTMLメールや空メールでのメンバー登録など多機能なため、さくらのレンタルサーバでも利用しているケースが多いという。

 acmailer ver 4.0.3以前、およびacmailer DB版 ver1.1.5以前などのバージョンには、アクセス制限不備(CVE-2021-20617)、権限昇格(CVE-2021-20618)など3つの脆弱性が存在し、これらの脆弱性が悪用されると、次のような影響を受ける可能性がある。

・ログインID及びパスワードの上書き
・acmailer全権限の取得
・メールリスト、ログインID、パスワードなどの設定情報の漏洩
・cgiファイルの破壊
・第三者から任意のコマンドの実行

 脆弱性を解消するには、最新バージョンにアップデートする必要がある。しかし、acmailerはさくらのレンタルサーバのクイックインストールではご提供しておらず、サーバコントロールパネルのインストール済パッケージでは確認できない。

 ただし、インストール手順でacmailerの設置ディレクトリは/acmailerとなるように指定されているため、まずは/acmailerというディレクトリの有無と、同梱されている次のファイルの有無を確認するよう推奨している。

・init_ctl.cgi
・admin_edit.cgi
・email_send_check.cgi
・email_send_ctl.cgi
・email_list.cgi

 バージョンは、インストールディレクトリ内のlib/setup.cgi内の
$SYS->{version}
の行を確認する。

 さくらインターネットでは、acmailerのユーザーに対して最新へのアップデートを行うよう呼びかけている。また、インストールしたが現在は使用していない場合は、設置されたファイルを削除すべきとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 元国土交通省職員ら、「アイコラ」をサイトに掲載し逮捕

    元国土交通省職員ら、「アイコラ」をサイトに掲載し逮捕

  2. fjコンサル「キャッシュレスセキュリティレポート 2023年1Q」公表、カード情報流出件数 173,332件

    fjコンサル「キャッシュレスセキュリティレポート 2023年1Q」公表、カード情報流出件数 173,332件

  3. HENNGE One、iPad 受付システム「Smart at reception」へ SSO 連携

    HENNGE One、iPad 受付システム「Smart at reception」へ SSO 連携

  4. クリックしていないのにアダルトサイトに登録させる「ゼロクリック詐欺」(シマンテック)

    クリックしていないのにアダルトサイトに登録させる「ゼロクリック詐欺」(シマンテック)

  5. 保証人に送付した学費請求書の住所に誤り、個人情報が漏えい(横浜市立大学)

    保証人に送付した学費請求書の住所に誤り、個人情報が漏えい(横浜市立大学)

ランキングをもっと見る
PageTop