Apache HTTP Server 2.4 に複数の脆弱性 | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

Apache HTTP Server 2.4 に複数の脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月20日、Apache HTTP Server 2.4における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月20日、Apache HTTP Server 2.4における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

・CVE-2023-31122、CVE-2023-45802
Apache HTTP Server 2.4.57およびそれ以前

・CVE-2023-43622
Apache HTTP Server 2.4.55から2.4.57まで

 The Apache Software Foundationでは、Apache HTTP Server 2.4系における下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性に対応したApache HTTP Server 2.4.58を公開している。

mod_macroにおけるバッファ外読み取りの脆弱性(CVE-2023-31122)
→攻撃者によって境界外の情報を読み取られる

初期ウィンドウサイズ0のHTTP/2接続による当該サーバーのリソース消費の問題(CVE-2023-43622)
→攻撃者によって複数の初期ウィンドウサイズ0のHTTP/2接続を実施され、サービス運用妨害(DoS)状態にされる

HTTP/2ストリームメモリがRSTですぐに再利用されない問題(CVE-2023-45802)
→コネクションがクローズするまでクライアントから新しいリクエストとリセットが送られることで、メモリフットプリントが増大し続ける

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  5. アサヒグループホールディングスにサイバー攻撃、現時点で復旧の目処立たず

    アサヒグループホールディングスにサイバー攻撃、現時点で復旧の目処立たず

ランキングをもっと見る
PageTop