メルカリがフィッシング詐欺に注意喚起、アプリの利用など推奨 | ScanNetSecurity
2024.05.16(木)

メルカリがフィッシング詐欺に注意喚起、アプリの利用など推奨

メルカリは「メルカリびより」サイトにおいて、「メルカリ・メルペイを装ったWebサイトによるフィッシング詐欺について」とする注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
フィッシングメールの例
フィッシングメールの例 全 2 枚 拡大写真

 株式会社メルカリは1月25日、同社と郵便局が連携した配送サービス「メルカリびより」サイトにおいて、「メルカリ・メルペイを装ったWebサイトによるフィッシング詐欺について」とする注意喚起を発表した。

 注意喚起によると、現在メルカリグループのサービスを装ったフィッシングサイトが確認されており、フィッシングサイトでアカウント情報やパスワード、二段階認証番号、カード情報などの個人情報を入力してしまうと、メルカリやメルペイのサービスを不正利用されたり、同じパスワードを使っている他社のWebサイトへログインされる可能性があるとしている。

 メルカリのフィッシングサイトは、本物をコピーして作られているため、画面を見ただけで偽物と見破ることは困難。いつもと違う経路でメルカリのログイン画面が表示されたら決してログイン情報を入力せず、まずは疑い、ブックマークや公式アプリなどのいつもと同じ方法でメルカリにアクセスするよう呼びかけている。

 2024年1月からは、メルカリを騙るフィッシングサイトの中に、被害者の個人情報窃取、および被害者に意図せず他サービスの本人確認(eKYC)を行わせようとするものが発生している。メルカリでは、次の対策を取るよう推奨している。

・広告から遷移したサイトでは、顧客情報の入力やログインはせずに、必ずメルカリアプリ経由や検索サイト経由でメルカリ公式サイトを確認する
・少しでも不審と感じたメールは開かずに削除する
・メルカリを名乗るメール・SMSに記載のURLにはアクセスしない
・メールやSMSの内容だけでなく、メルカリアプリや公式サイトを確認する

 また、メルカリやメルペイのサービスを不正利用されないよう、生体認証の登録を勧めている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  2. ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

    ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

  3. 東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

    東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

  4. 「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

    「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

  5. 脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

    脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

  6. 個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

    個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

  7. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  8. 東京メトロ社員が遺失者になりすまし、現金総額 235,458円 ほか遺失物着服

    東京メトロ社員が遺失者になりすまし、現金総額 235,458円 ほか遺失物着服

  9. 太陽光発電施設向け遠隔監視機器「SolarView Compact」にサイバー攻撃、対策の実施を強く推奨

    太陽光発電施設向け遠隔監視機器「SolarView Compact」にサイバー攻撃、対策の実施を強く推奨

  10. 脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

    脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

ランキングをもっと見る