複数の TP-Link 製品に OS コマンドインジェクションの脆弱性 | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

複数の TP-Link 製品に OS コマンドインジェクションの脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月27日、複数のTP-Link製品におけるOSコマンドインジェクションの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月27日、複数のTP-Link製品におけるOSコマンドインジェクションの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ゼロゼロワンの早川宙也氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

Archer AX3000「Archer AX3000(JP)_V1_1.1.3 Build 20240415」より前のファームウェア
Archer AXE75「Archer AXE75(JP)_V1_1.2.0 Build 20240320」より前のファームウェア
Archer AX5400「Archer AX5400(JP)_V1_1.1.4 Build 20240429」より前のファームウェア
Archer Air R5「Archer Air R5(JP)_V1_1.1.6 Build 20240508」より前のファームウェア
Archer AXE5400「Archer AXE5400(JP)_V1_1.0.3 Build 20240319」より前のファームウェア

 TP-LINKが提供する複数の製品には、バックアップ・リストア機能に関連したOSコマンドインジェクションの脆弱性が存在し、当該デバイスにログインしたユーザーが細工したバックアップファイルをリストアすることにより当該デバイス上で任意のOSコマンドを実行する可能性がある。初期設定での当該デバイスへのログインは、LANポート、あるいはWi-Fi接続で行う必要がある。

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版にアップデートするよう呼びかけている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  3. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  4. ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

    ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

  5. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

ランキングをもっと見る
PageTop