トリアージ精度向上 ~ ISOG-J「脆弱性トリアージガイドライン作成の手引き」第2章以降公開 | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

トリアージ精度向上 ~ ISOG-J「脆弱性トリアージガイドライン作成の手引き」第2章以降公開

 日本セキュリティオペレーション事業者協議会(ISOG-J)は11月18日、「脆弱性トリアージガイドライン作成の手引き」の第2章以降を公開した。脆弱性診断士スキルマッププロジェクトで公開している。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー

 日本セキュリティオペレーション事業者協議会(ISOG-J)は11月18日、「脆弱性トリアージガイドライン作成の手引き」の第2章以降を公開した。脆弱性診断士スキルマッププロジェクトで公開している。

 同ドキュメントは、組織が脆弱性に適切に対応することを目的として、脆弱性診断を実施した際に提供された報告書に記載された脆弱性対応の優先順位付け(トリアージ)を行うために、その組織に適したトリアージガイドラインを作成するための手引きで、5月24日に第1章までを公開していた。

 同ドキュメントの第2章以降では、主にトリアージの精度向上に関することを追記している。各章の内容は下記の通り。

・2章:トリアージの精度向上
脆弱性の影響範囲
脆弱性の前提条件
Exploitの流通状況
Exploitの実現性

・3章:トリアージに利用できるフレームワーク
CVSS
SSVC
EPSS
SBOM
CISA KEVカタログ
Risk Rating Framework: OWASP Risk Rating Methodology

・4章:トリアージ後の対応
修正コストについて
例外対応の想定

・5章:事例
脆弱性対応フローが明確化されていなかった組織事例
ビジネスインパクトを考慮した結果優先度が下がった事例
経営者の指示による優先度変更

・コラム
NVDの更新停滞
危険度がInfoの脆弱性の扱い方

・トリアージガイドライン【テンプレート】

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  3. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  4. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

  5. 大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

    大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

ランキングをもっと見る
PageTop